
先日の2本のイベントも無事終わり、とても楽しかった。いろいろ書きたい事もある。昨日はフミヤさんと一緒に写真撮影。この話も後日ちゃんとします。まずは言っとかなきゃならない話。そう、マイケルの映画"THIS IS IT"が昨日封切りとなった。俺は昨日夜まで仕事だったので、六本木ヒルズにて深夜の回を観に行った。もちろんネットで席はリザーブしてあったからね!っていうか何だよあの前売り件騒ぎは!!(笑)届いたの前日だし、気付いたらヒルズではネットでの座席リザーブ始めてるし!それじゃ前売りなんて全然意味ないわ!!すっげえ余分に買っちゃったよ前売り(笑)まぁいいか。出来る限り観たいしね!
昨日は俺が映画館に入ると、21時台の回の人達が終わって出て来てて、何人も知り合いがいたよ(笑)もちろん郷太くんもね!!郷太くんは続けてその後の回も観たから同じ空間にいたんだけどね!もうさ、郷太くん人気者で、みんなに「一緒に写真撮ってくださーい!!」って言われて、ロビーの所で撮影大会だったよ!何はともあれ映画で、しかも同じ会場、同じ時間にこれだけ知ってる人が集まるってどういうこと!?って、俺はホントに嬉しくなっちゃったよ。さすがマイケルだと思ったと同時にドキドキしてきた。だって10歳かそこらの頃から常に新たな動向を楽しみにし続けてきたアーティストの最後の姿を見ることになるわけだからね。つまりもうこれ以上新しいマイケルに出会う事は不可能なわけだ。そんなのこの20数年間で初めての出来事なんだよ。だから観たいんだけど永久に取っておきたいような不思議な感覚だったな。
まず結果というか、今どう思ってるかを書くとすれば、THIS IS ITコンサートの舞台監督であり、責任持ってリハーサル風景を映画にまとめてくれた、ケニー・オルテガ監督を讃えたい気持ちがすごいある。つまりこれはお涙頂戴ドキュメンタリーじゃ全然なくて、すごい楽しい音楽映画なのよ!!しかも世界最高エンターテイナーのね。マイケル死後のインタビューや映像を一切使ってないのも良かったと思う。そして最後にマイケルが伝えたかったメッセージがちゃんと分かった。これについては後ほど。とにかくオルテガさん、ありがとう!!2時間弱っていう長さもいいと思った。ただ個人的には4時間か5時間分くらいは余裕で見たいけどね!(笑)
ほとんどライブ映画として見れるよ。俺なんて終止ノリノリだったもん!もちろんリハだからマイケルのダンスも探りつつって言うか、完成系じゃない感じなんだけど、久々のコンサートを前に力があり余っちゃってる感じで、必要以上にちょこまか動くのよ!!ちょっと変だったりもするんだけど(笑)これが今までに見た事無い感じのマイケルでさぁ、すごく良かったよ。今までのどの時代とも違うマイケル。歌も所々抜いたりして歌ってるんだけど、これは俺を含む筋金入り系のファンが最もビックリしたであろうポイント→ほとんどの曲でマイケルは生で歌ってる!!!13年前のヒストリー・ツアーではほとんど口パクになり、生歌では息ハァハァいっちゃってたあのマイケルは何処へ!?って感じ。ロンドンで行われるはずだったコンサートを「あれから更に13年後のマイケルだし」と、全曲口パクも有り得ると推測し、「でもマイケルが再びステージに立つんだから、それだけでもすごい。俺も心の広いファンになって歓迎しよう!」なんて言い聞かせてた自分を恥じるね!!マイケルごめん!!この映画でのマイケルの歌声は「生」だったことに加えて、20代の頃の高いキー、及び艶を取り戻してるんだよ!!どういうこと!?50歳にして復活だよ!!俺は感動したよ。オリジナルの歌唱を研究し直したのか相当ボイストレーニングを積んだのか俺には分からない。ただマイケルはファンのために100パーセント本気だったと確信したね。
俺が好きだった場面は、バックバンドの人とのやり取りの部分。これから見る人のために詳しく言わないけど、もう気持ちが分かるのと、本気なのが伝わってゲラゲラ笑っちゃったよ。慣れないイヤー・モニターのくだりも微笑ましいと同時に60年代から歌ってるっていう事実やそのキャリアを改めて感じてグッときた。
マイケルの死後すぐ、俺はブログで「あんな素晴らしい人の死っていうのは何かしらの意味が絶対あるはずだ」って書いた。その答えがこの映画の最後のメッセージを聞いてようやく分かったような気がした。そのメッセージはみんながそれぞれ映画館で聞いて欲しいんだけど、仮にロンドン公演が50回行われてたとする。それはそれは凄いショーになった思うし、実現して欲しかったけれど、観れる人、つまりメッセージを直接受け取れる人はO2アリーナに足を運べた100万人だ。でもマイケルが死んでしまった事によって、マイケルが再びこんなに注目されてて、今世界中で映画が公開されてる。マイケルのメッセージを受け取る人は一体どれだけの数になるんだろう?そう思うとこのメッセージをたくさんの人に伝えるためにマイケルは死ななければならなかったんじゃないか?そう思ったの。悲しいけれど必然だったというかさ。もう本当の死因は?とか言っててもしょうがない気がする。きっとこういうスーパースターの死っていうのは永遠に謎に包まれるんだよ。「マイケルの死」はつまり・・・大げさじゃなく「地球の未来のため」だったとしか思えない。
より良い世界にしよう!愛し合おう!鏡の中の自分から変えよう!このままじゃいけないって俺も本気で思ったよ。
是非"THIS IS IT"を映画館で観て欲しいな。みんなマイケルが大好きになるはず。神懸かりなパフォーマーでありシンガーであり、真のプロフェッショナル。だけどなんとも言えずチャーミングだからね!!
LOVE.
和田 唱