|
![]() みなさま、こんにちは。なんと11月は1度しかブログをアップすることが出来ず!その理由は「言葉との格闘」でした。 おかげさまで中高生のための映像字幕コンペティションは無事終了。その感想をFBのブログへ本日アップしましたので、そちらもご覧ください。 そして11月は同時並行で、6月に手掛けた映画字幕の手直しを必死にやっておりました。あくまでも海外コンペエントリー向けの仮字幕ではありますが、実はコンペでの字幕の出来栄えは大変重要なのだとか。 前回は作品の意図を十分に生かしきれていたとは言えず、字幕も長くて読みづらい一面がありました。脚本演出を手掛けた監督と毎日お電話で、この話者(登場人物)の発言の意図は?どのような気持ちで話しているのか?この表現で間違ってはいないか? そういったことを1つずつ解決しながら手直しするのは、2時間近い映画ともなると台詞の数も膨大、実に大変な作業でありました。まさに「言葉と格闘の日々」。 そして仕事が終わっても、言語と向きあうのは変わらず。「格闘」から「興味・楽しみ」に意向はするのですが、これを止めることはできません笑。 前回、映画「オータム・イン・ニューヨーク」のお話をしたので、久しぶりに録画を観てみたのですが、リチャード・ギアさんが若くてハンサムなこと。最近白髪になってもダンディなイケオジとして海外の記事でよく紹介されています。 でも、イケオジってどう訳すの?ここで疑問が浮かびます。AIに聞いてみましょう。He is a good-looking guy.ですって(違うでしょ!!)。 そもそもイケオジが何歳くらいの、どんな男性を指すのかネットで調べてみると、「40代~60代の魅力的な男性」だそうです。じゃあ、70歳を超えたギアさんはただのおじいちゃん??笑 ある記事では、He is aging like fine wine.と形容されていました。この表現は前にもご紹介したと思います(ワインの喩は個人的に好き…)。 あとは、ギアさん、ハリソン・フォードさん、ピアース・ブロスナンさんなどがネットを賑わす場合、彼らの服装や雰囲気についてこんな言い方をときどき耳にします。 He looks dapper. どちらかというと、歳を重ねてダンディな感じ、こざっぱりと上品な男性の装いを指す表現ですが、自分はこんな形容詞は使わない!というネイティブはきっといることでしょう(どちらかというと、イギリス英語の例として多いかもしれない…)。 そんなことをあれこれ調べていくと迷路にハマりますが、それも言語との格闘における楽しみの1つ。 でもそろそろ頭をクリスマスに切り替えなくてはいけません。冒頭の写真はデンマークのクリスマスグッズ(サンタの小人たちNisse、ニッセ)に手を出そうとしているKくん。 デンマークでは、12月に入ると24日当日まで毎日小さなプレゼントがもらえます。航空便で間に合うかどうかわかりませんが、これから私もプレゼントを考えます!! ではまた♡ 近況報告ー最新のお知らせには☆がついています。 ☆フェイスブック・ブログ記事↓ ☆フェイスブック・ブログ記事↓ ☆幼児用英語教材のHPにて3年間専門家コラムを担当させていただきましたが、今回が最後の記事になります。(2023年8月30日公開)
#
by kerigarbo
| 2023-12-02 13:50
|
Comments(0)
![]() 先週末、思い切って3日間の京都旅を実行しました。 ご覧の写真は高雄の高山寺バス停。雨降りの、凍るように寒い一日。足元は雨で滑りやすく階段を上るのが大変でした…京都のお話をもっともっとしたいところですが、、、いきなり本題に入ります。 英語の「秋」には2つの言い方があり、アメリカ英語はfall、イギリス英語はautumnのように、多くのみなさんが記憶されているのではないでしょうか。 私もずっとそのような感覚でいたのですが、最近インスタのキャプションでアメリカ(とくにNYなど北米)の投稿にautumnがよく登場するため、fallとの違い、歴史などを調べてみました。 で、わかったことは、どちらも発祥はイギリス。辞書のMerriam-Websterには次のような記載があります。 "The older of the two words is autumn, which first came into English in the 1300s from the Latin word autumnus." 2つの言葉(fallとautumn)のうち、ラテン語由来のautumnのほうが古く、14世紀頃英語に取り入れられたと。対してfallも意外に古く、こちらの記述では― "...the phrase 'the fall of the leaves' came to be associated with the season. This was shortened in the 1600s to fall." つまり「the fall of the leaves=落葉」という表現が「秋」と結びつき、17世紀には短くfallと呼ばれるようになったと。なるほど… で、今はどうかというと、イギリスではautumnが独り勝ち、多くのイギリス人が移住したアメリカでははじめどちらも使っていたが、いつの間にか(といっても19世紀後半になって)fallが定着した、ということらしいです。 だが実際、アメリカ英語でも本のタイトルや詩的な文章、インスタのキャプションにはautumnが登場します。 たとえば、映画のAutumn in New York。これがFall in New Yorkでは紅葉も違って見えそう…リズムも悪いですよね(autumnで正解でした)。 一方、メグ・ライアン、トム・ハンクス主演のYou've Got Mailには、 "Don't you just love New York in the fall?"と、秋の紅葉に興奮した主人公が放つ場面があります(私の大好きな台詞)。 個人的な結論として、アメリカ英語(口語)ではfallの使用が圧倒的、でも詩的にちょっと格調高く見せたいときはautumnを使うなど、上手く使い分けているようです。 ですから、我々日本人にとってはどちらも間違いではない。堂々と好きなほうを使いましょう。 さて噂では、私が大好きなメグ・ライアンが何十年ぶりにハリウッド映画に戻ってくるらしい。そうなったら、私のrom-com愛が再燃するだろうと思います。ご期待ください! 最後にもう一枚。高山寺の雨が止むのを待つ間滞在したオープンしたばかりのカフェ「錦テラスzap」さん。窓の向こうに紅葉が…スパゲティからホカホカと湯気が立っている♡ 近況報告ー最新のお知らせには☆がついています。 ☆インスタグラム↓(こちらは適宜更新しています) ☆フェイスブック・ブログ記事↓ ☆幼児用英語教材のHPにて3年間専門家コラムを担当させていただきましたが、今回が最後の記事になります。(2023年8月30日公開)
#
by kerigarbo
| 2023-11-19 11:19
|
Comments(0)
![]() みなさま、こんにちは。少しは秋めいてきたものの、昼間はまだ少し暑く感じる今日この頃です。 写真はひさしぶりに登場!Kくんとウニちゃん。近くのワイナリーにドライブしたら、すっかり草木が秋色(紅葉はfall colorsと言います) になっていたんですって。 ところで私は先日また歳を重ねました。数字だけ見るとギョっとするけれど(笑)、「加齢=歳を重ねること」はこれまで無事に生きてこられた証。最近はありがたく思うようにしています。「老化」は嫌ですけどね!(これはまったく別の問題です) 海外でも高齢化にしたがい、加齢との向き合い方がしばしば話題になっています。最近SNS上で下記のような誉め言葉が目立つようになりました。 She is aging like fine wine. (彼女は熟成したワインのように良い歳の重ね方をしている) 素敵な言葉ですよね。もちろん男性にも使えます。 そして、女優のイングリッド・バーグマンさんのこんな言葉もご紹介。 "Getting old is like climbing a mountain; you get a little out of breath, but the view is much better!" (Ingrid Bergman) 「歳をとるのは山登りのようなもの。確かに多少息は切れるけど、そこから見える景色はずっと良い、つまり物事がよく見える(より理解できる/味わえる)」ということでしょう。 歳は誰でも平等にとります。たまたまですが、YouTubeでグレーヘアモデルのことを「おばあちゃん」と(失礼にも)呼んでいる若い方がいました。でもその方もいずれ「おばあちゃん」と呼ばれる側に。 そのときに初めてこう思うのです。自分はみなが想像しているよりも「ずっと若い(生き生きしている)!!」ってことを。 近況報告ー最新のお知らせには☆がついています。 ☆インスタグラム↓(こちらは適宜更新しています) ☆フェイスブック・ブログ記事↓ ☆幼児用英語教材のHPにて3年間専門家コラムを担当させていただきましたが、今回が最後の記事になります。(2023年8月30日公開)
#
by kerigarbo
| 2023-10-30 13:15
|
Comments(0)
![]() みなさま、こんにちは。すっかりご無沙汰してしまいました。字幕コンテストで忙しかったこともあるのですが、それはともかく… 先日、新宿のK’scinemaに足を運びました。(現在陰ながら字幕制作のお手伝いをしている)映画「いまダンスをするのは誰だ?」を大型スクリーンで鑑賞するために。 通称「いまダン」は、パーキンソン病と戦う主人公が、自らの病気、仕事での挫折、家族崩壊などさまざまな苦難を乗り越えながら、いかに自分自身を取り戻していくかがテーマとなっています。 監督が実際に患者さんらと交流を続けながら、4年の月日をかけてスタッフとともに丁寧に作り上げたというこの映画、真実味に溢れ、観る人の心を打ちます。 主演はご自身もパーキンソン病と戦っているシンガーソングライターの樋口了一さん、監督は古新舜さん。本作はすでにメジャーな新聞やメディアで報道されているため、ご存じの方もいらっしゃることでしょう。 K’scinemaでは上映期間中、監督と出演者が最後に顔を出す舞台挨拶が毎日行われていました。これって素晴らしいことですよね!! この日のトークパートナーは俳優のマイキーこと深来マサルさん。主人公が映画の初っ端なから大喧嘩する飲み屋の常連さん。でも実際にお目にかかったマイキーさんは、とてもハンサムで上品な紳士でした(笑)。 観客の帰り際にも、お二人でご挨拶。私たちもこの後、ご一緒に撮っていただきました(その写真は後ほどインスタでご紹介します)。 最後に。本作はこんなことを私たちに教えてくれているのではないでしょうか。勝手ですが、この映画の受け止め方を自分なりの言葉でまとめてみました。 However hard your life is, don't give up. Love yourself as you are. And dance now!! (どんなに貴方の人生が辛くても、諦めてはいけない。今の自分を受け入れよう。そして踊ろう!!*ここでのdanceは、みなさんにとっての生き甲斐を持つということ) 人生への希望と溢れんばかりの愛をいただける映画です。みなさんも機会があれば、ぜひご鑑賞ください。 すでに新宿K's シネマでの公開は終わり、東京では今月27日より池袋のシネマ・ロサ、その後全国各地で公開されます。 近況報告ー最新のお知らせには☆がついています。 ☆幼児用英語教材のHPにて3年間専門家コラムを担当させていただきましたが、今回が最後の記事になります。(2023年8月30日公開) ☆フェイスブック・ブログ記事↓ ☆インスタグラム↓(こちらは適宜更新しています)
#
by kerigarbo
| 2023-10-20 15:35
|
Comments(0)
![]() おはようございます!! 朝9時に目が覚めたら(フフ、今日はちょっと遅め…)、外は22度。ウソ?急に秋が来た? これまでの地獄の暑さはどこへ?何十年生きていて一番暑かった今年の夏… たぶんそのせいで消耗し、免疫が落ちて風邪を引き、3週間近くも体調を崩していたというのに… で、やっと元気になりました。先日は暑さや湿気で傷んだ髪をメンテしに朝から美容院へ、午後からはフランス語授業へというダブルヘッダー。昨日は仕事の打ち合わせ。So I'm OK now!! 冒頭の緑色の怪しい飲み物は、美容院で出されたアイス抹茶ラテ。ほんのり甘くて美味しかった。シャンプー、カット、カラーとトリートメント、ほんとに癒されます美容院って!! さて、今日は-yがお尻につく形容詞の話。ご存じのように、形容詞には_yで終わるものが多い。 crazy/shy/tricky/noisy/tacky...たまたま変なものしか思いつきませんが笑、昨日わが家でこんな会話がありました。 私が見事に弛んでいる自分の二の腕を眺めていたら、「ねえ、そういうブヨブヨしている感じ、英語でなんて言うの?」と、隣にいた夫から鋭い質問が飛んで来た! 冷房で冷えるからと最近は腕を出すことが減ったのですが(元はノースリーブワンピ派)、そのせいか余計にお肉(脂肪?)が目立つこの頃… お肉があまってブヨブヨした状態は、英語でflabby(形容詞)と言います。動詞からの派生ではどうやらないもよう。動詞ではget flabbyと言います。 My arms are so flabby. I need to do something about them.(腕のお肉の弛みがやばい。何とかしなきゃ) お腹にも使えるので、 Well, they are not as flabby as your stomach.(でもアナタのお腹ほどじゃないけどね)と言い返せばよかったかな?笑 一方、最近LAの娘がよく言っているのがclingy。cling(=くっつく、まとわりつく)という動詞に_yをつけたもの)。 K-kun is so clingy these days.(Kくん、最近私にベッタリなんだ)。 Kくんは同時にneedy(甘えていつも誰かを必要としているような人)で、オフィスで仕事をしていると、ドアを叩きながらMommy, Mommyと叫ぶんだとか。 need(動詞)→needy(形容詞)。わかりやすく響きも可愛いですが、実はやっかいな「かまってちゃん」を指します。 Why are you so needy?(なんでそうかまってちゃんなの?) 今日は、flabby, clingy, needyの3つの_yで終わる形容詞をご紹介しました。 日本語でも1つの言葉が別の言葉を生み出す面白い現象が結構ありますが、こうやって見てみると、なかなか興味深いです。みなさんも_yで終わる単語に注目してみてくださいね。 良い週末を!! 近況報告ー最新のお知らせには☆がついています。 ☆中高生のための「第2回映像字幕コンペティション」は9月27日(水)が締め切りです。応募を検討されている方は急いでください。良い作品をお待ちしております!! https://geic.jp/fsc/ ☆幼児用英語教材のHPにて3年間専門家コラムを担当させていただきましたが、今回が最後の記事になります。(2023年8月30日公開) ☆フェイスブック・ブログ記事↓ ☆インスタグラム↓(こちらは適宜更新しています)
#
by kerigarbo
| 2023-09-23 09:54
|
Comments(0)
|
![]()
以前の記事
2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 2023年 05月 2023年 04月 2023年 03月 more... カテゴリ
最新のコメント
最新のトラックバック
関連リンク
【Keri先生のプロフィール】
光藤京子(みつふじきょうこ) 英語コミュニケーション・翻訳関連の執筆家・コンサルタント(TAS & コンサルティング)。会議通訳、翻訳ビジネス、大学講師の経験を生かし、これまで数多くの本を出版している。『働く女性の英語術』(ジャパンタイムズ)、『何でも英語で言ってみる!シンプル英語フレーズ2000』(高橋書店)のほか多数。最新書に『する英語 感じる英語 毎日を楽しく表現する』(ジャパンタイムズ)がある。 お気に入りブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
![]() |
||
![]() |
||
|
ファン申請 |
||