意外じゃなさ過ぎて意外な水戸黄門

もしお食事中の方がおられたら申し訳ないが、見つけてしまったもんはもう止められない

事実は小説より黄なり……じゃなく、奇なりと云うが、街を歩いていると、ベタすぎてギャグにもならないようなことが事実として起きてしまうから面白い

貝塚駅前の商店街を珍々ぶらり旅していたら、古い薬局の軒先に、トイレの用紙が売られていた。
その名も、

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水戸黄門」。

いくらコーモン様がシワだらけの拭く将軍だからって……。
なにもトイレの紙の名前にしなくたって。
うっかり、ネーミングしてしまったんだろうか?

なんだか「ひかえおろう! この菊の御門が目に入らぬか!」と、インノウ、じゃなく、印籠を突きつけられた気分だ。

第13号、たったいま配信しました!
今回も濃厚な街ネタがメガ盛りです。

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# by yoshimuratomoki | 2013-10-07 23:42

謎の食べ物「カンフー丼」とは?


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「なんでカラアゲが入っていると、カンフー丼なの?」
「考えるな。感じるんだ!

から揚げがトッピングされた丼の名が、なぜかカンフー丼。

どなたか、から揚げが好物だという高名な拳法の使い手がいたのだろうか?
ジャッキー・チェンの好物はお汁粉で、ブルース・リーの好物はライチだという話は聞いたことがあり、ともに甘党で、特にから揚げに目がないわけではなかったようだが。

おそらく、アツアツのから揚げ→「アチョー」という絶望的なアソシエーションによるネーミングなのだろう。
とはいえ、値段が良心的なので、あり

ちなみに「カンフー」というと、つい拳法や武術を想像しがちだが、言葉の意味は「修行で切磋琢磨し、道を極きわめること」であり、決してヌンチャクを使うあれだけを指すのではない

実際、烏龍茶や鉄観音茶などを専用の茶器でいただく茶道のことも「カンフー」と呼ばれる。

油っこいカラアゲ丼には、濃い目の烏龍茶や鉄観音茶がきっと合うだろう。
そういう点では「カンフー丼」と呼ぶことも、なるほどうなずけるのである。

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# by yoshimuratomoki | 2013-09-13 14:50 | 大阪府

「立ち呑みブーム」に戸惑う店

世の中にはサッパリ理解できないことが多々ある。

最近わからないのが、いまブームの「立ち呑み」の“定義”だ。

「立ち呑み」を謳う居酒屋、バルが街のいたるところ一気に増えたが、その多くが実際は座って呑める
もっと極端な例だと、立ち呑みを掲げながら「実際は立って呑めない」店もあり、「じゃぁ立ち呑みっていったい何?」と、立ち呑みの立ち位置がわからなくなり、気分はもやもやと中腰になるばかりだ

客サイドだけではなく、お店側も実は内心この二律背反にジレンマを感じているようで、こんな表示を出している立ち呑み処があった。

「立ち呑みブーム」に戸惑う店_a0037241_21422220.jpg


…て云うか立呑みちゃうやん^^;

このセルフつっこみ、大阪ですなあ。
あ、大阪で撮ったんです。

しかしまあ、なんですな(もう聴くことができない小枝フレーズ)。

そこまでして「立ち呑み」だと偽らなきゃならないほど、そこまでして立って呑みたいと思うほど、トレンドキーワードの威力は改めてすごいなと感心するばかり。
むかし「お立ち台」、いま「立ち呑み」。
女子のブームはほとほと景気に左右されるもんですね。

とはいえ瞬間風速が強そうなブームなので、来年はがらりと変わって「座り呑みブーム」の風が吹き荒れるかもしれない(座り呑みって、普通やん)。

立ち呑みといえば、なんとなく立ち呑みっぽい風景もありました。
これ。

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# by yoshimuratomoki | 2013-09-12 21:50 | 大阪府

どこで知りあったんだ、この恋人たちは

回転寿司屋でメニューを見ていて、思わず目をひんむいてしまった。

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「渚の恋人達」イカとウニ)……。

あらかじめ失われた恋人たち、というか、イカとウニ、いったいどこで知りあって恋人になったんだ。
ウニはまだしも、イカは渚にはあまりいないと思うのだが、いったいどんな渚にまつわるエトセトラがあったのだろう。

イカが途方もない遠距離恋愛を経てウニと恋人どうしになったということは、よほどウニのことが気に入ったのだろう。
確かにウニはガードは固いが身は甘い。
ひところ流行った「ツンデレ」を具現化したような生き物だ。

それにウニは体内のほとんどが生殖巣。
人間が好んで食べているオレンジ色の身の部分は、精巣や卵巣なのだ。
他の内臓はとても小さく、割っると液状化してしまう。
つまり身体のほとんどが下半身みたいなヤツなのだ。

そんなだから、そりゃもう精力絶倫に違いない。
実際ウニは精力を回復させ、身体をほてらせる成分が含まれているため北海道の漁場町では「こたついらず」と呼ばれている。
イカが思う存分イカされたであろうことは想像にかたくないのである。

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# by yoshimuratomoki | 2013-09-09 23:49 | 大阪府

励ましてくれるバス停

僕の仕事は放送作家。
番組制作の会議は、プロデューサー、ディレクター、僕ら放送作家、そして「AD」と呼ばれる若いアシスタントが集って行われる。

この「AD」がどんくさいと、いらぬところで時間を食ってしまう。

「今度シモキタ(東京の下北沢)でロケをするから資料を用意しておいて」と言われ、翌週山のように青森県の下北半島の資料をコピーしてきたり、「スポニチ買ってきて」と言われてスポンジを買ってきたり、「アサ芸(アサヒ芸能)買ってきて」と言われてインスタント味噌汁の「あさげ」を買ってきたり

しかしADはまだ「笑える失敗」で済むことが多いからいい。
僕らには「自分が考えた企画の視聴率が悪い」という、笑えない失敗が待っている。
自分の責任ではあるが、どうすることもできない。

そんな失敗をおかしたとき、僕は路線バスに乗って車窓を眺めながら、自分を慰めることにしている。
バス独特ののんびりした走行リズムに癒されるし、ときにはバス停が励ましてくれるからだ

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