秋祭りといえば

処暑と呼ばれる日を過ぎてなお、まだまだ暑い日が続く。
とはいえ空にはうろこ雲が広がり、遠くの村から笛や太鼓など祭りを準備する音が聞こえてくると、秋の訪れを感じずにはいられない。

日本を代表する秋祭りといえば、やはり、

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学生ズボンまつり」にとどめをさす
これに異論を唱える人はまずいないだろう。

日本に住んでいながら、メイドインジャパンのものになかなか触れることができない時代だ。
安い衣料品で国産のものを見つけるのは至難の業。
浴衣や帯、足袋など和服ですら、既製品なら中国製が当たり前。

そんなご時世にあって、国内の9割が国産品という素晴らしい衣服がある。
それが学生服

日本の学生服の9割が国内で作られ、さらにそのうち7割は岡山県倉敷市の児島で生産されているというから驚く。
年間を通じて降雨量が少なく、干拓地が多い児島地区では、江戸時代より綿の栽培と足袋の製造が盛んで、この足袋生産で培った技術がのちの学生服産業となった。

ゆえにこの地域では、綿花の玉がはじける9月になると、大人たちが頭に学生ズボンをかぶり、ベルトを振り回しつつ「勉強しない子はいねが~」「宿題やってねえ子はいねが~」と叫びながら練り歩く収穫祭「学生ズボンまつり」が行われる

そして不良学生めがけて大きな柑橘類をぶつけることから、改造学生ズボンのことを「ボンタン」と呼ぶようになったとか。

知らんけど。

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by yoshimuratomoki | 2013-08-31 21:36 | 滋賀県

滋賀県スナップ 「マイコン」

JR「彦根」駅で降り、南へとくだってゆくと、21世紀への扉を見失った迷子のような、居心地のよいかげりが横たわる街が現れる。
懐古調と呼ぶまでには発酵していない、レトロなりかけな街。
滋賀県にはこういった、愛すべき、こさびしい通りがたくさんある。

人の往き来がまばらなこの街をノンシャランに歩いていたら、一軒の電器店に、まさに街のムードを象徴したこんな看板が遺っていた。

滋賀県スナップ 「マイコン」_a0037241_15563920.jpg



「マイコン ビデオ レーザーディスク ワープロ」。

どれも一世を風靡しながら時代の役目を終えた“古びた最新機器”。
「マイコン」の書体が8bitチックな粗いドットで形成されているのが凝っている。
そうそう、このギザギザこそが未来への階段だった。

パソコンの前身と言える「マイコン」って言葉、もう通じないだろうな。
石原良純が『太陽にほえろ!』で「マイコン」と呼ばれていたことも。

以前、電車の中でおばちゃんふたりがしきりに「マイコンはええわ~。やめられへんわ~」と言っていたので、この世代はまだパソコンではなくマイコンなのか? と思ったら、佃煮の「舞昆(まいこん)」のことだった。
ほかほかの白ごはんに舞昆を乗せて食べたら最高なのだと。
マイコンにはマウス、まいこんにはライス。
時代とともに「COMP(コンプ:コンピュータ)」の姿は変われど、昆布はいつの時代もなにも変わらないようだ。
なんだその話。

ところで「マイコン」を、僕はてっきり「マイ(私の)コンピュータ」の略だと思っていた。
これまで研究室にしかなかったコンピュータを私物化できるようになった、そういう意味なのだと。
そしてのちに「MY(マイ)コンピュータ」がさらに個人占用の度合いを高め、「Personal(パーソナル)コンピュータ」「パソコン」へと深化を遂げたのだと。

……マイクロコンピュータの略称だったんですね。
しかもマイクロコンピュータ自体が「CPUとしてマイクロプロセッサを使用したコンピュータ」の略なのだとか。

で、CPU……って、なんだ。
石原良純に訊けば、タウンページで調べてくれるかな。


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by yoshimuratomoki | 2012-12-28 15:57 | 滋賀県