2005年 10月 31日 ( 1 )

あの娘のファニー・フェイス

 またまた仕事で大阪に行ってきました。10月は、ほぼ週末、大阪で過ごしました。イイ感じです。

 大阪の看板の特徴は他都市に較べ、表現が圧倒的にストレートなところ。たとえば『鶴橋』駅前にあった、とあるウオータービジネス店の、この看板。

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 『ブス、ブタ、オバン追放店

 ストレートというか、「そこまで言うか?!」というか。ある意味、ここまで客側に立ってニーズに応えまくったコピーはない。

 しかし表現はストレートですが、逆に観念的なテーマをはらんでいるとも言える。それは「ブスって、どういう顔がブス?」「ブタって、何キロからブタ?」「オバンって、何歳からオバン?」という問題。

 エセフェミニストだと誤解されることを怖れず、気安めで言ってるわけでもなく、昔っからずっとガチで考えてることを、僕もストレートに書きます(10年以上前からあちこちに何度も書いているので、『もうええわ、その話』と読み飽きた方もおられるでしょう。でも本気だから何度でも書く)。

 「女性にブスもブタもオバンも存在しない!」

 ええかっこしいと思われるでしょうか? 思う存分思ってください。でもマブで僕の目にはそう見えるんだから仕方がない。反論があるなら、そういうふうに見える俺の目をこしらえた親に言って。

 ブスと呼べる女性に会ったこと、ありますか? 僕はないです。ものごっッッついきれいな人と、ごっついきれいな人、その二通りの方にしか会ったことも見たこともない。

 芸能人ならブスに特化した人をテレビで視ることはあります。たとえば漫才界のマリリン・マンソンことアジアン隅田とか。でも、それとてブスキャラを極めた人、ブスペシャリストじゃないですか。ブスを磨きあげた成果であり、それもまた美しい。

 「太っている」という概念も、なにを以てそう言うのか僕にはわからない。強いて体重で言うなら、僕の基準は80キロ以上がぽっちゃり141キロ以上が太っているの範疇に入ってくるのかな(以前140キロの女性とデートしたときに、『あぁ、ぽっちゃりしてはるな』と思ったので)。80キロ以下の方はガリガリ、ガリガリ君。僕はぽっちゃりさんがタイプですが、残念ながらそういう方にはめったにお会いすることができません。

 「痩せている」=美、では絶対にない! 痩せる人は、痩せた方がきれいだから痩せるのであって、痩せない人は、痩せない方がきれいだから痩せないんだと思います。自然と、きれいのピークに身体が近付くんでしょう。

 さらに「オバン」です。秋田弁で「こんばんは」。いい言葉じゃないですか。むかし『十五でオバンと呼ばれています』(紅麗威甦)という歌が流行りましたが、15歳でオバンならオバンなんでしょう。でも40代50代でもオバンじゃない人って、いっぱいいるじゃないですか。60代になるとさすがに「おばあちゃん」なのかもしれないけど、「オバン」というグレイゾーンって、ないと思う。

 そもそも気が若いのがいいことだという風潮がおかしい。齢相応に老けていったらいい、体調が悪くなっていったらいいじゃないですか。樹木の年輪が美しいと貴ばれるのに、人間だけですよ、経験を重ねてゆく日々を恥ずかしがるのは。若作りする人より、自分の年齢を恥じない人の方がずっと素敵だ(自分が年上の人が好きだというのもあるんですが)。

 あ~、また熱くなってしまった。ご清読ありがとうございました(吉村智樹)。

吉村智樹が無責任編集 おしゃべりWEBマガジン『日刊 耳カキ』。
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by yoshimuratomoki | 2005-10-31 19:07