2005年 05月 24日 ( 1 )

トワ・エ・モエ

 昨年から今年にかけて、東京でもっとも注目を浴びた街は、秋葉原だろう。

 ゲーマー、ヲタク、メイド喫茶、「萌え~」というレトリック感覚、それらはいまやアキバ系文化と呼ばれている。かつての渋谷系のように。電車男もそういった感覚への共感がブームに火を点けたのだろう。かつては蔑視の対象だった時代もあったが、いまや市場最大のマーケット。経済を動かす立役者、トレンド最先端となったのだ。

 この「萌え」な感覚にもっとも遠い、「秋葉原の反語とも言える駅が、僕の住んでいる高円寺だと思う。秋葉原で代表的な漫画版元がメディアワークスなら、高円寺は青林工藝舎。「そうだにゃん♪」なんて語尾する女子はひとりもいない。そのかわり、親の因果で化け猫が取り憑いたような劇団の女ならたくさんいる。声優ファンはいないが、西友はある。

 そんな高円寺住民が、見よう見まねで「萌え」を表現すると、無残にもこうなってしまう。

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 これは『高円寺』駅裏にあるコンビニエンスストアに立てかけられた伝言板。
 なんだか、えんどコイチの漫画のような、いわゆる「萌え」な要素がどこにも見当たらない女が彼岸のむこうで笑っている。メイドさんならぬ冥土さん。高円寺はアキバ文化が涅槃世界なみに遠く感じる街なのである。

 それにしても、これのどこがニュースなのだ?(吉村智樹)。

 こちらは本当にニュースです。こんな高円寺の街についてお話するイベントに出演します。

5/26(木)

中央線だよ全員集合!委員会 presents
~第3回 高円寺”住めば都”ビギナーズ入門講座 その1~

 これから高円寺に住みたい学生諸君、高円寺ビギナーな方、高円寺在住10年選手、 20年選手皆全員集合!!おすすめの店、知られていないあの店、あのスポットなどなど高円寺マスターが隅々までご案内いたします。
「あちらに見えますのが、牛丼太郎でございまぁ~す!」


ホスト:テリー植田(高円寺フリーペーパーSHOW-OFF編集部)
    テツオ(高円寺在住 ネイキッドロフト店長)
出演:吉村智樹(高円寺在住ライター 『VOWやねん』著者)
    いざまん(『あたしナツコ。高円寺の女』著者)
    
18時オープン 19時スタート
チャージ1000円
新宿ネイキッドロフト


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by yoshimuratomoki | 2005-05-24 22:58