2005年 03月 19日 ( 1 )

テクノデリック

 マンションの名前って、なんでどれもあんなに気恥ずかしいんだろう。「アドミラクレール」とか「レスポワール」「スローレンスパレス」、さぞ高貴なお方がお住まいになってらっしゃるのかと思いきや、玄関から出てきたのはスゥエット着てサンダル履いてゴミ袋持ったおばちゃんだったり(頭にカーラー巻いて)。

 しかし、いろんなマンションの名前があるが、これはさすがに驚いた。頭に雷電が落ちたような衝撃。みぞおちワクワク、頭クラクラした。

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 なんと『エバーグリーン YMO』! これはJR山手線・京浜東北線「田端」駅前で見つけたマンション。意訳すると「永遠に聴き続けられるYMO」。さすがテクノポリスTOKIO。大家の音楽嗜好をここまで強く打ち出し、プロパガンダしたマンション名は、ほかに見たことがない。しかもご丁寧にインターホンが3つ。まさか、大御所3人は同じマンションに住んでいるのか? ほんとは仲が良かったのか

 YMOほど、80年代に青春時代を送った若者に強い影響を与えたユニットはない。ピアノを習ったこともないのにバカでっかいシンセサイザーを買ったり、大中で人民服を買ったり、床屋に行けば、「おっちゃん、テクノにして」と言ってみたり。そのエバーグリーンな日々から未だに散開できず、テレビからオレンジレンジのCMソング「♪僕らはいつも以心伝心~」が流れてくれば、思わず、「え? 浮気なぼくらの以心電信?」と耳を疑ってしまったり。

 当時のOMIYAGE、じゃなくYMOAGEも、もうイイ歳だ。YMOに胸キュンした世代がマンションの大家になってもおかしくない。これからは、こんなマンション名が街のいたるところに増殖してゆくかも(吉村智樹)。

by yoshimuratomoki | 2005-03-19 12:41