「パンがなければ、パンダを食べればいいのに」

 前回、パンダのことを書いた。
 書いたあと、「あ、そういえばパンダの写真を撮ったな」と思い出し、今日アップする次第。

 これは8月26日(木)に京浜急行本線『青物横丁』駅前ベーカリーショップで撮ったもの。駅のすぐ近くだし、間違いなくいまも売ってるので、パンダマニアの方はぜひお買い求めください。

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 たいていのベーカリーショップは、お子様向けにパンダを模したパンを売ってるものだが(まさに人寄せパンダ)、この店はひとあじ違う。「今日のパンダ」だ。なかに入っているクリームが日替わりってのは、さすがに初めて見た。ンマそう。大きさもなかなかジャイアントで、食べでがありそう。パンダの顔をふたつに割ると、なかからクリームがとろり。カワイイんだかオゾマシイんだか。それにしても黒い部分はどうやって着彩してあるんだろう。見たところ、海苔なんだが……。

 パンダといえば、日本にパンダがやってきた時の国を挙げての大フィーバーは忘れられない。昭和47年、日中の国交が樹立。国賓として招かれたジャイアントパンダ「カンカン、ランラン」のあまりのプリティっぷりにあてられ、子供からお年寄りまで目がハートマークになった。パンダが公開された上野動物園では、連日徹夜が出る長蛇の列。動物見たさに徹夜で並ぶ人が出たのは、後にも先にもパンダだけではないだろうか。

 当然、うちも親戚中でパンダに夢中。九州の親戚が、パンダを見たいというただそれだけの理由で結婚式を東京で挙げたほど。はじめは「新婚旅行でパンダ見物」ということになっていたのだが、「それじゃアタシたちがパンダが見られんやなかね!」と親戚中の反対にあい、結婚式自体を東京で挙げることになったのだ。ふたりの門出なんかよりもパンダのほうが大事だったのだ。

 結婚式の翌日、祖母がすやすや眠っていたため、起こすのは気の毒だからと祖母のみを置いて上野動物園に行った。ところが、帰ってきてみたら、祖母は号泣。「あんたたちだけパンダちゃんば見て、あたしだけのけ者にして。あたしに死ねと言うと? 白黒つけようやなかね!」とウマイこと言いながら泣きわめく始末。なんだかえらい騒ぎになったが、肝心のパンダはじっとしたままで、しかもあまりの人出の多さに1秒も見ることはできなかった。

 いまもパンになったりして親しまれるパンダ。もう日本人の心の拠り所と言ってもいいでしょう(意外と中国ではぞんざいに扱われていたりする)。そういえばexciteニュースで、こんな記事を見つけた。
 かわいいな。食べちゃいたいくらい(だから、食っていいんだってば)。

by yoshimuratomoki | 2004-08-30 15:13