ディエゴ・デ・アルマグロ

 新聞やインターネットのニュースなどで連日報じられているので、皆さんご存知だろう。水産省は16日、人気の高いミナミマグロの年間漁獲割当量を来年から5年間、今年の割当量(6065トン)のほぼ半分にあたる年間3000トンに削減すると発表した。

 マグロは限りある資源。いたしかたない。とはいえ世界のマグロ漁獲量の三分の一強を食べる日本、縄文時代の貝塚からマグロの骨が見つかるなど、古代から日本の食生活に深く根付いていた人気食材だけに、これはたいへん難しい問題である。

 確かに、我々はこれまでマグロを食べすぎた。「なにもここでマグロを食べなくても」という場面に出くわすことが、しばしばある。

 例えば山あいの旅館やホテル。いい景色があり、美味しい空気があり、美味しい水が湧き、心ほどけるいいお湯が湧く。そんな素敵な場所にある旅館なのに、なぜか夕飯にマグロの刺し身が。間違いなく、この地となんら関係ない食材だ。「山菜やキノコの天ぷらで充分ご馳走なのに、なにも遠洋で獲れた魚を出さなくても……」と思ってしまう。しかし「刺し身は出さなきゃシメシがつかない」という判で押したような慣習が、なぜかいまだ残っているのだ。そして無粋と嘆きつつ、やはり出された以上、美味しく食べてしまう。マグロは「高級魚でありながら大衆魚」という矛盾、二律背反の真っただ中を泳いでいる。

 いまから書くことは、暴論、極論。スーパーマーケットやツナ缶の会社から抗議が来そうだが、もう「マグロは高級魚であり、大衆魚ではない」と位置づけることにしないか。刺し身が食べたければ、寿司屋か鮮魚居酒屋に行ってけっこうな値段をはたかなければ口にできない、スーパーマーケットで気軽に買えるようなものではない、といったように。でなければ、このままでは絶滅してしまう。寿司屋ですら食べることができなくなる日が、将来ありうる。

 これは京阪本線「大和田」駅前で見つけたとある寿司屋の看板なのだが、

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 寿司屋界では早くも緊迫ムードが漂っているようだ(吉村智樹


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by yoshimuratomoki | 2006-10-18 21:14