ジャンクフード・ジャンキース

 JR中央線・総武線『西荻窪』駅前をちんたら歩いていた時、こんな看板を見つけた。

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 『駄めし屋

 駄菓子屋は聞いたことがあるが、「駄めし屋」とは……。ここで食事をすると、赤色2号やら赤色エレジーやらで舌が真っ赤っ赤になりそうだ。

 とはいえ、どんな高級料理よりも、ウスターソースをベチャベチャかけただけのごはんが食べたい「駄めし気分な日って、ないですか? また独り暮らしの人なら、お金がない時に炊き立てごはんに塩だけかけて食べた経験が誰しもあると思う。あれ、ンまいんだ。塩ではなく蒲焼きや焼肉のタレ“だけ”のごはんもイケる。いわゆる「うなだれ定食」ってやつ。最近ではマヨネーズをごはんにかけて食べるライス・フロム・ザ・マヨラーも増えているし、「駄めし」は時にはどんな高級ディナーよりもご馳走なのだ。

 最近ンまそうだと思った駄めしは、テレビで木村祐一さんが披露していた超インスタント・ドリア。炊飯器の炊き立てごはんのなかにピザチーズを敷きつめ、保温にする。するとチーズが溶けて簡単にドリア(っぽいもの)ができあがるのだ。あれはヨダレが溢れた。唾液がメルティにとろ~ん。

 しかし西荻窪って、こういう看板、多いな! この連載で、いったい何件のニシオギ珍看板を紹介しただろう。西荻窪にはそんなにしょっちゅう行くわけでもない。だのに、訪れれば必ずケッタイな看板が見つかる。実際、実にイイ湯加減の街なのだ。おもしろ看板を許容する、度量ある“駄駅”なのかもしれない(吉村智樹)。

吉村智樹が無責任編集 おしゃべりWEBマガジン『日刊 耳カキ』。
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by yoshimuratomoki | 2005-10-30 21:38