ダンシング・ヒーロー
蒸し蒸しと暑い季節になると、思いだす。2年前だったかな。タヒチアンダンスを観ながらポリネシア料理がいただけるスポットを取材した。あの一夜は、最高に楽しかった。
グリルされた肉や魚、バナナやタロ芋をムシャムシャ。トロピカルドリンクをゴクゴク。目の前では腰ミノさげたヒップアップ島崎似の男たちが火のついたリングをグルグル。太鼓がドコドコ。そして見目麗しい美女たちのフラでメロメロ。もうタノタノ(楽しかった楽しかったの略)。
このように、世界の料理を味わいながら民族舞踊を楽しめる店は、けっこうあるもの。トルコ料理とベリーダンス、スペイン料理とフラメンコ、インドネシアやタイやパナマ料理の店でも、こういった趣向がある。
日本も、芸妓さんの踊りを愛でながら懐石料理がいただける店がある。でも、なんか観るというより「鑑賞」しちゃうんだよな(←行ったことないくせに)。もっとこう、気楽に踊りと料理を楽しめる和食の店がたくさんあったらいいのに。
さて、大阪の京阪本線『滝井』駅前で、こんな店を見つけた。

『踊るうどん』。もしかして、店主が踊りながらうどんを作ってくれるの? ダンス☆メン? あげ玉はミラーボールと呼んでるのか?
そういえば四国には、うどんと野菜を煮た「打ち込みうどん」という郷土料理があるそうだ。なんともハウスな、テクノな、トランスな。四国ではいったい、どんなうどんレイヴが繰り広げられているのだろう。
●吉村智樹が無責任編集 おしゃべりWEBマガジン『日刊 耳カキ』。
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by yoshimuratomoki | 2005-08-17 02:49