マリオ&ルイージ

 福島県みちのく街がいさがし紀行、その3回目です。

 前回も書いたが、福島は日本のなかでも特に生真面目な県民性の地だ。
 徳川家康が幕府を開いた江戸時代からずっと政府を支え続け、明治維新時の新政府に最後まで抵抗した会津藩士の魂が、いまも県民に息衝いている。それゆえ「おフザケ」系の看板は、まったくと言ってよいほど見つけることができなかった

 しかし、だからといって頭が固くて保守的かと言えば、そうではない
 たとえば、いわき市の『スパリゾートハワイアンズ』(旧名:常磐ハワイアンセンター)。東北の寒冷地に、擬似南国ハワイを再現してしまうという一聴して冗談みたいな奇抜なアイデアを、本当に成し遂げてしまう。いまでこそテーマパーク型健康ランドは大はやりだが、それを昭和41年に早くも実現していたのが他ならぬ福島県。いいものはいいと余所に習う(倣う)柔軟さと進取性、そしてそれを貫徹する頑固さが、絶妙にブレンドされた地なのである。

 そんな好ましい県民性がいかんなく発揮された(されすぎた?)看板をいくつか紹介しよう。

 まず、JR磐越西線・只見線『会津若松』駅から日光街道を南下して見つけた看板。

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 ダーツバーの『Tommy’s』。むむむ、なんだこの既視感は。どこかで見たことある、国道沿いによくあるものに類似したロゴ。ダーツバーは若者だけがターゲットだと思われがちだが、ここは誰しもが遊べるようにファミリー向けに解放しているのだろう、きっと。エラい! この狙い、決して的ハズレではない。

 続いて、郡山で見つけたレンタルルーム。

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 レンタルルーム『』。おそらくレンタル料もバリュー価格に違いない。

 これらを簡単に「パクッてる」などと言うのは無粋だ。パクッてるのではない。先人に習っているのだ

 というわけで、街がいさがし福島県編、次回で終わり。それまで、

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 バイバーイ!(吉村智樹

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by yoshimuratomoki | 2005-05-13 23:25