ドリンキン・ボーイズ

 今回は携帯電話のカメラで撮ったので画像がミニミニでごめんなさい。

 これは新交通ゆりかもめ『テレコムセンター』駅下車スグ、健康ランド『大江戸温泉物語』の館内で撮影した貼り紙。下町ばっかり這いずりまわってる当連載初のトレンディ・ウオーターフロントネタ、モノレールで見つけた物件だ!(だからどうっちゅうこともないんですが)。

 『大江戸温泉物語』は、その名の通り和スパで(和スパという言葉があるのかどうかは知らないが)、日本酒の品揃えも豊富。なかでもプッシュされていたのが、これ。

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 『超辛口 底ぬけ』。底ぬけって、どんだけ辛いねん! それとも温泉を海の底から汲みあげてくることにちなんだ、お台場の銘酒なのだろうか。はたまた座敷の余興でやる『底抜け脱線ゲーム』の利き酒ゲームに使うのか。司会の金原二郎です(誰も知らん知らん)。

 そういえば以前、日本全国の地酒について調べる仕事があった。当方あまり酒を飲まないので、日本酒のネーミングがここまで酔狂に、エライことになってるって、初めて知った。飛騨の『鬼ころし』は有名だが、山梨にはそれをうわまわるホラーテイストの酒があった。その名も『悪魔ころし』! いやあの、エクソシストじゃないんだから。

 あと、日本酒はつくづく祝いの酒だと思った。これからの季節、フレッシュマンの歓迎会や昇進祝いにピッタリの、というかそれ狙いの『勇気百倍』『前途洋々』『俺の出番』『出世男』(電車男に非ず)『なせばなる』。会社員だけではなく、脱サラ組にも贈れるのが『独立自尊』、また定年退職のお祝いにジャストフィットな『一生幸福』なんてのも。

 また日本酒は、ワケありな逢瀬にも似合う。『くどき上手』『女(ひと)まちざけ』『秘めごと』『おんな泣かせ』『呑みながら……』。呑みながら、なにすんだよ。あれか? ええか? ええのんか?(笑福亭鶴光@フロムエー)。

 ほかにも「いったい日本酒と、どういう関係が……」な、『モーツアルト物語』『和華蘭(わからん)』『パンダ』『好きです新庄』、の『マリモ』(北海道じゃないのに)など珍名続出。なにがなんだか、もうわからん。おそらくこれらのネーミング会議の時は、テイスティングのしすぎで、みんな酔ってたんだと思う

 とはいえ、こういうネーミングが嫌いかと言えば、大好きだ。いけるクチだ。今日のコラム、誤解されるかな? ちょっと文章が辛口だったかも。(吉村智樹

by yoshimuratomoki | 2005-03-20 18:04