ブランニュー・へヴィーズ

 かねてから、強烈な店だとお噂はかねがねうかがっていた『ブランド王ロイヤル』。
 とはいえなかなか赴く機会がなかったのだが、『新宿』駅前店が新装オープンしたいう吉報を聞きつけ、早速行ってきた。

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 う~む。素晴らしい。噂通り看板もなんだかロイヤルだ

 ブランド王ロイヤルがその名を世に馳せたのは、99%オフセール現金宝石つかみ取り祭など破格極まりないサービスもさることながら、なんといっても有名なのが福袋商法だろう。

 福袋といえばたいてい一万円あたりが相場だが、ロイヤルの福袋でもっとも売れているのは、ひと袋20万円! これに超有名ブランドの高級品が贅沢にもパンパンに詰め込まれている。中はだいたい20万円×3相当。ロレックスの腕時計5ケ入りなんて大当たりもあるそうな。パンの特売じゃないんだから

 さらに40万円の福袋もあり、昨年はなんとひとつ6億円の福袋が売り出され、おおいに話題となった(中はマンション一棟丸ごとと一戸建て住宅、ベンツなどの権利書)。

 ほかにも、小泉首相ブームのときは「痛みに耐える福袋」と称してブランド品とともにボクシンググローブが入っていたり、昨年は「ヨン様なりきり福袋」まであった。

 正直、決して品のいい店ではない。しかし、おれは全肯定だ。ブランドもののもつ高級感を破壊し、そのうえでブランド王ロイヤルというブランドを再構築する。素晴らしいではないか。これぞリミックスである。以前、「寿司パフェ」などフザケた寿司を出す店を取材したことがあった。単なるウケ狙いかと思いきや、店主は「客を客とも思わな権威主義に堕ちた寿司業界を建て直すには、こういうパフェが必要なんだ」と熱く語った。方法論の是非は問うまい。これはまたオリジナルな考えに基づく世直しなのである。

 ちなみに社長は、こんな人だ。

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 決してレニングラード・カウボーイではない。専任のヘアメイクがこのリーゼントを担当し、いまではこのイラストよりはるかに長いという。ブランド品の並行輸入という難しい商売をするには、これくらい突出した人物でないとなし得ないのだろう。

 有名店だけあって、オープン記念には各界著名人からの花輪もズラリ。飯島愛、ビビる大木など絶妙なセレクションVIPが並ぶなか、この方からも花が届いていた。

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 こんなところにも突撃していたとは。

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by yoshimuratomoki | 2005-01-22 05:21