リトル・シーバ


同じ近畿地方にもかかわらず、大阪と京都は相容れない部分がある。
大阪の人間はすぐに「京都人は本音を話さない。腹黒い」と言い、対して京都人は「大阪は下品。そもそも大阪が関西の中心だなんておかしい」と譲らない。
これは語りつくしても解決を見ない、永遠のテーマなのだろう。

しかし、普段は仲たがいばかりしている大阪と京都をバロムクロスさせる、素敵な食べ物がある。
それが「しば漬け」だ。

おツユたっぷりなみずみずしい大阪・泉州産の水茄子と、京都・大原でとれた色鮮やかな紫蘇。
これがコラボし、表皮はぱりぱり、果肉はしっとりした最高のしば漬けができあがる。
水茄子は京都が好んで使う唯一の大阪食材かもしれない。

しば漬けのお茶漬けなんて、もうたまらん。
大阪の水茄子、京都の紫蘇と茶葉、滋賀県の良水、これに兵庫県播磨の海苔、和歌山の鯛が加われば最強のお茶漬けになる。
お茶碗のなかで近畿が平和協定を結ぶのだ。
山口美江もきっと喜んでくれるだろう。

こんな素晴らしいしば漬けだから、嬉しくって、

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つい作りすぎてしまうのも、無理ないのである。

……あ! 奈良県、忘れてた!

茶碗に盛ったごはんにプリッツを2本挿して、しば漬けで目鼻に見立てれば、♪あっという間に、せんとくん(見えない見えない)。

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by yoshimuratomoki | 2010-04-03 18:46 | 京都府