bless4のメンバー、AIKIくんによる処女小説
「Heart Prints〜命の花〜」
出版パーティーが昨日催され、出席させていただきました。
終始アットホームな雰囲気の中、AIKIくんの作家デビューをお祝いできました。
AIKIくん、本当におめでとう!!
bless4のみんな、パパ&ママ、おめでとう!!
そして、小さな花が懸命に咲いていたことを教えてくれて、ありがとう。
いつもやんちゃな笑顔のAIKIくんが、こんなにも悲しい別れを経験していたなんて・・・。
AIKIくんの親友は15歳で亡くなった。
薬物による死だ。
でもそれは、ありがちな興味本位から手を出したんじゃない。
友人を守るため、彼は薬物に手を染めるしかなかった。
やがて彼は悪魔の誘惑に負け、次第に心も体も蝕まれていく。
そして、短い命の花を散らせてしまった。
そのSOSの叫びに気がつくことができなかった親友AIKIくんの辛さや
薬物中毒死という、酷い現実を受け入れなければいけない葛藤。
必死に乗り越えようとする友だちとの懸命な姿。
ありのままの事実が、私の胸に痛いほど突き刺さりました。
親友へのレクイエム。
AIKIくんが伝えていくことで、親友は永遠の命の花を咲かせ続けるんだね。
その小さな花を私たちに教えてくれて、ありがとう。
そして、薬物中毒の恐ろしさ、容易くこれほどまでに蔓延している事実。
しっかりと目を開いて、向き合わなければいけないんだと考えさせられました。
AIKIくんの親友だって、どこか遠い場所での無関係なことだって思っていたのに。
それがある日突然、理不尽にわが身にふりかかる。
もし、自分もそうなったとき、はたしてどうだろう。
世の中に「絶対」というものはない。
心は曖昧で、常に変化していくものだ。
「絶対」がないからこそ、常に心に刻んで、言い聞かせておかなくちゃいけない。
そして、大切な人がいることを忘れてはいけない。
こんな恐怖、誰にも経験してほしくない。
心からそう思いました。
川満ダグラス哀行 著
「Heart Prints〜命の花〜」文芸社
ぜひ、読んでみてくださいね。