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付属品として眠るお姉さん
『佐川君からの手紙』で芥川賞を受賞し、劇団唐組を主宰する唐十郎の『電気頭』に登場するゲームデザイナーが、以下のようなゲームを企画して、“ちょっともう少しディーラー側の不満を聞いて下さい”と言われてしまう。

プレイヤーは、つくば学園都市の医学情報をハッキングし、エイズの女の唾液を飲み、くるみ割り城に忍び込 み、人形と毎晩ベッドを共にするくるみ姫を助けるのだが、
“こんなのは成功じゃないと言って、ゴロゴロ転がっているくるみを<電子親友ドロン>は噛み破るんです。そのとたんに、姫を助けたユーザーの頭はくるみとなって割れてしまう”。
しかも、ユーザーがさじを投げてしまうと
“ゲーム機の前にゴム人形の常にけいれんしている<電子親友ドロン>が倒れているという不気味”
な状況になってしまうのである。「等身大のゴム人形つき(電気仕掛けで、発作を起こした心臓病の患者のよ うになる)」のゲーム。

そりゃ、“ちょっともう少しディーラー側の不満を聞いて下さい”と言われてもしょうがない。

『電気頭』は、以前書いた「テレビゲーム@小説」に詳しく。

「BGKアフターダークの巻」の脚注
by gogoyone | 2004-10-14 03:35 | BGK
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