【特集】牛のブランド化の例

食に対する考え方などを連載する「特集」です。
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  日本の食料自給率と私たちの食卓・36

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前回に引き続き、ブランド化のお話しです。

生産者自身が自分のアピールポイントをブランド名に盛り込むことは、強調したいところが分かりやすくなる半面、全体の基準がボケてしまうことになります。

分かりにくいので、仮定の例を上げてみますと、

例えば、豊島区に「豊島牛」という牛がいたとして、それは戦前から豊島区で買われてきた赤毛の和牛だったとします。

その中のある生産者が、「うちの豊島牛は、その中でもエサまですばらしいものにしたから、特にすばらしい牛なんだ」と言って「すばらし豊島牛」と名付けたとします。

「すばらし豊島牛」は、生産者が使用するエサがすばらしいことをアピールするのには有効ですが、その他の豊島牛のエサが良くないような印象を与えてしまいます(例え同じ品質のエサだったとしても)。

                          (次回に続きます)


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