【特集】牛のブランド化の例
2010年 04月 15日
食に対する考え方などを連載する「特集」です。
────────────────────────────────────
日本の食料自給率と私たちの食卓・36
────────────────────────────────────
前回に引き続き、ブランド化のお話しです。
生産者自身が自分のアピールポイントをブランド名に盛り込むことは、強調したいところが分かりやすくなる半面、全体の基準がボケてしまうことになります。
分かりにくいので、仮定の例を上げてみますと、
例えば、豊島区に「豊島牛」という牛がいたとして、それは戦前から豊島区で買われてきた赤毛の和牛だったとします。
その中のある生産者が、「うちの豊島牛は、その中でもエサまですばらしいものにしたから、特にすばらしい牛なんだ」と言って「すばらし豊島牛」と名付けたとします。
「すばらし豊島牛」は、生産者が使用するエサがすばらしいことをアピールするのには有効ですが、その他の豊島牛のエサが良くないような印象を与えてしまいます(例え同じ品質のエサだったとしても)。
(次回に続きます)
今後少しずつブログ移行していきますが、今までの食料自給率の話を全部読みたい方は、こちらを最初からどうぞ
クリックです→ —日本の食料自給率と私たちの食卓—
────────────────────────────────────
日本の食料自給率と私たちの食卓・36
────────────────────────────────────
前回に引き続き、ブランド化のお話しです。
生産者自身が自分のアピールポイントをブランド名に盛り込むことは、強調したいところが分かりやすくなる半面、全体の基準がボケてしまうことになります。
分かりにくいので、仮定の例を上げてみますと、
例えば、豊島区に「豊島牛」という牛がいたとして、それは戦前から豊島区で買われてきた赤毛の和牛だったとします。
その中のある生産者が、「うちの豊島牛は、その中でもエサまですばらしいものにしたから、特にすばらしい牛なんだ」と言って「すばらし豊島牛」と名付けたとします。
「すばらし豊島牛」は、生産者が使用するエサがすばらしいことをアピールするのには有効ですが、その他の豊島牛のエサが良くないような印象を与えてしまいます(例え同じ品質のエサだったとしても)。
(次回に続きます)
今後少しずつブログ移行していきますが、今までの食料自給率の話を全部読みたい方は、こちらを最初からどうぞ
クリックです→ —日本の食料自給率と私たちの食卓—