2005年１月リリース、メジャーファーストアルバム「笑顔が見える瞬間」をリリース以降、下北沢モナレコードでのマンスリー弾き語りライブや全国インストアイベントなどで積極的に人前で歌うことを行ってきた柳田久美子が、３月２７日彼女の地元盛岡と４月８日渋谷チャルシーホテルにて、BAND編成でのワンマンライブを行いました。
　BANDメンバーは、レコーディングでも一緒に作品を創っている、各方面で活躍する強力ミュージシャンたち。柳田久美子にとっては、顔馴染みのメンバーであり、安心してライブをこなせるミュージシャンだったと思います。
　渋谷チャルシーホテルでのライブは、アルバムの１曲目と同様「スパンコール」で始まりました。そこから、アップテンポの曲が続き自然と彼女の顔からもライブを心底楽しんでいる雰囲気が感じとることができました。最新アルバムからの楽曲だけではなく、インディーズ時代の楽曲もバランスよくちりばめられて、柳田久美子の恋愛ソングの世界観に引き込まれるような感覚でライブが進んでいきました。そして本編最後は、アルバムのハイライト曲でもある「笑顔」で、楽曲のスケール感とバンドのグルーブ感が見事に融合した素晴らしいパフォーマンスになりました。
　アンコールには、柳田曰く「人前で弾くのは、初めて・・・」のエレキギターを持っての登場となりました。今後を期待させる新曲も披露して、柳田久美子のワンマンライブは、終了しました。

　岩手から上京して１年、そして、メジャーデビュー後の柳田久美子の成長を感じさせてくれるライブでありました。そして何よりも、柳田久美子自身が音楽を楽しんでいる事がお客さんにも伝わった、心地良いライブになりました。