
GWも終わりに近づきましたね。この期間にいろんなことを考えました。というより考えさせられました。先日の試合の反省、来年度の計画、長期的視野にたった将来の自分のあり方。そんなことを考えながら久しぶりにニュースを中心にTVを比較的長く見ました。それと普段は時間がなくて見ないネットを少し探索したりしておりました。
そうするとふと思った。今年は2005年。10年前の1995年と比べて随分いろんなことが変わったなーと。10年前の今頃何を思っていたか?1995年5月、当時大学4年生、就職活動真っ只中だったように思います。地震があって、練習もできなかったが、何とかして日本一になろうと必死に戦っていた。そんな中の就職活動。何もわからず、考えず、始めは何の意志もなかったように思います。いろんな人の話を聞き、自分は何になりたいのか?を相当真剣に考えました。それでも具体的な答えは見つからず、日本一になるための取り組みとの狭間で悩んでいました。
そんな中、一つのキーワードが頭に浮かんだ!それは何か・・・・ "ワクワク!" おーこれかと思いましたね。自分がワクワクすることって何かな?と考えると結構、簡単に考えれるようになりました。その仕事はワクワク!するのかという基準ですよね。そういう観点で就職活動をしてみるといろんなことが見えてきました。まず始めに自分の中での What is ワクワク?ということを整理しました。僕の出した定義:感動、感激のあまり首の後ろが自然と痺れるような感覚が起りそうな予感。(何のこっちゃ?って感じですが、僕にはしっくりきました)そんなことを考えながら今まで最もワクワクしたことは?楽しかったことは?を全て書き出すと案外見えてくるもので、その基準で就職活動をすると、困難な状況でもワクワクがあるので頑張れる!というような志望動機になり説得力も増し(?)、就職できたのを覚えています。(自分の基準については長くなるので省略します)
結局就職したのは、某通信会社。10年前、通信の持っている可能性、インターネットの可能性、携帯電話の可能性に本当にワクワクしたのを覚えています。4年半後、僕はプロ選手になることを決意し、退社。理由は今しかできないことをやりたい、それとプロ選手になった時のワクワク度が通信で自分ができる可能性を越えたってことです。3年半のプロ生活、アリーナフットボールの関係者との出会い、そして今に至る。全ての決断がやはりワクワクでした
ということで10年前と今の僕は何も変わっていないという結論に達しました。このアリーナフットボールにはワクワクが一杯詰まっています。スポーツ自体のワクワク、アメリカのプロを倒すワクワク、エンターテインメントのワクワク。ビジネス面でのハードルなどいろいろ課題は山積みですが、皆様にワクワクを提供するために精一杯がんばるということだけはお約束します。
2005年5月6日 サムライウォリアーズヘッドコーチ
山田晋三