皆さまいかがお過ごしですか?郡島です。
久々の登場になってしまって毎度ごめんなさい。
さて、いよいよ5/16はNew single『カスケード』の発売日です!!
今回は期間生産限定盤と通常盤の二種類を出します。
まず、限定盤はUNLIMITS の名刺替わりとでも言いましょうか。カスケードの他に過去に世に出してきた3曲を選び入れました。今回初めて買ってくれる方々へ、自己紹介のようなCDを作りたかったからです。
そして通常盤。全3曲、全て新曲!!
日々ライブに来てくださるあなたや、今まで聴いていてくれているあなたへの、渾身の一枚です。
両方買わせよう作戦だと思い込んでいるそこのあなた、ご心配なく。
どちらか好きな方一枚でOKよ!
早く聴いて欲しいな〜。
そしてそして、カスケードのリリースに伴って、来月ワ、ワンマンツアーを初の福岡を皮切りに、名古屋、大阪、東京の全四ヶ所で行います!!
今回のワンマンツアーのタイトルを、
“シグナルカスケード〜連鎖反応〜”
と名付けました。その事について触れさせて下さい。
昨年の2011年3月、トランキライザーというアルバムのリリースツアー中、東日本大震災が起こりました。
約40本に渡るツアーの4本目の日でした。富山県のSOUL POWER というライブハウスで、EGG BREIN がサポートで来てくれていました。当日は皆があまり状況を把握できていないまま、ライブをやりました。
だけどそれからどんどん被害の状況を知ることになりました。
このままツアーを続けていいのか。
今、ライブなんてやっている場合ではないのではないか。ライブ「なんて」と思ってしまう程、全ての中心に震災がありました。
このツアーを今後どうしていくか、メンバーとスタッフと沢山沢山話し合いました。
その結果、3月13日 神戸太陽と虎でのライブを中止にすることに決めました。
大切な大切なアルバムのリリースツアーの一本。ライブハウスに直接の被害があった訳でもありませんでした。
でも私たちには、今、ステージで歌うことや演奏する事が本当に正しい事なのか判断出来ず、やる という決断に向かえませんでした。
その日来てくれるはずだった皆さんや、ライブをサポートしてくれるはずだったバンドの方々、ライブハウスの方々に迷惑をかけてしまいました。やり場の無いあの時の悔しさは一生忘れません。
そして、もう二日後の3月15日には岡山でのライブが決まっていました。もちろん、その後も沢山のライブが決まっていました。。
不謹慎、自粛、節電、ツアー、ライブに来てくれるみんな、バンドの仲間、メンバー、友達、家族、自分、色んな事を考え、話し合いました。
そこで私たちが再び出した答えは、ツアーを続けることでした。これ以外、今自分たちに出来る事は無いと。
やると決めたものの、正直最初は迷っていました。この歌詞を歌っていいのか、歌うべきなのか。それでも私たちのライブを観に、曲を聴きに、たくさんの人がライブ会場に集まってくれました。
仙台に行った時、ライブをする予定だったMACANAのビルは被害を受けて、もう使えなくなっていました。こっそり忍び込んだビルは、傾いていて、真っ暗で、臭くて、変わり果てていました。
MACANA では出来なかったけど、有難い事にその近くのHOOKというライブハウスでライブをする事ができました。
震災直後に回ったツアーの、この国の色んな場所で「パワー貰いました」と話しかけてくれる人々。そこに私たちが今するべきことの、一つの答えがありました。
迷いはどんどんなくなり、それどころかどんどんパワーを増していきました。サポートしてくれるバンドの仲間から、ライブハウスの人々から、ライブに来てくれる人々から、計り知れないパワーを貰えたから、ツアーを続けることが出来ました。
ライブで、毎回ゾクゾクする程みんなのパワーを感じて、そこで貰ったものを次のライブでみんなに飛ばして、またみんなからパワーを貰う。みんなに届いたパワーは、みんなの私生活の学校や職場や家庭や色んな所でまた放たれる。そんな連鎖反応が、ずっと起こり続けたらいいと思うし、そのきっかけを作れたらいいなと。ライブハウスがそんな場所であればいいなと思いました。
そんな想いから付けたタイトルです。
『シグナルカスケード〜連鎖反応〜』
全てのモノは繋がっていて、支え合っているから生きていける。
みんなと繋がれていることに心から感謝しています。
私は止まない雨なんて見たことがないし、明けない夜に出会った事もありません。光はあなたに必ず降り注ぐ。それに気付ける事が大切なんだと思います。
始まりはいつでも『ここから』です。
生意気言ってすいません。
そして長文を読んでくださってありがとうとございました。
それでは、また。
いつもの場所で。
UNLIMITS ドラムボーカル 郡島