ふう。
で、大学三年の秋だよね。
9月くらいに最初の就職説明会があるよね?
今はどうなんかわからないけど。当時は、2001年か。就職氷河期末期ですな。
ちょうどその頃から、本格的にバンドやろうってなって幸いな事にいい出会いもあって
バンドやってました。
で、自分の中では
就職説明会に行って就職するか
バンドを続けるか
二択だったんですね。
今の時代とはちょっと違っていて。まだ就職しながらバンドやるっていう概念が無かった。
少なくともあの時の自分には。
なんか自分的に中途半端な感じがしてしまって、元々白黒ハッキリさせたい性格だしどっちかにしたかった。
なんでバンド続けたかって言うと、なんか悔しかったんです。
何に?って訊かれてもハッキリと言葉にはできないんだけど、なんか悔しかった。
このままで終わるのが。
自分にどれだけ可能性があるのかなんて分からない。もしかしたら何も残せないまま終わってしまうかもしれない。
今就職しなかったら将来は不安だし苦労ばっかりかもしれない。
もちろんそんなこともたくさん考えました。
でも、就職したら安心だってのがなんか納得出来なかった。
僕はバンドマンにありがちな、サラリーマンになんかなりたくない、とかは思わないんです。
立派な職業だし、それだって僕らにはわからない苦労もたくさんあるんだと思う。
でもどこに属しても、何をしても、結局は本人なんだって信じたかったのかもしれない。
今日まで、周りの友達からは「やりたいことやれてていいね」って腐るほど言われて来た。
もちろんそうも思うけど、やりたいことやるってそんな簡単で単純な事でもない。
就職したってしなくたって、頑張るのは自分だし幸も不幸も全て自分に降り掛かるもの。
だったらやりたいことあるならそれをやって苦労してるほうが幸せかなって思って。
それに何よりバンドが楽しかったし。
もちろん親には大反対されたけどね。笑
犠牲にしてきたものも数えきれないほどある。
けど誰よりもかけがえの無いものを得てきたとも思う。
どっちが正しいとかではないし、諦める事がカッコ悪いことでは決して無いと思う。
でもそこまでして決めた覚悟があったから、中途半端にはやりたくなかった。
語弊があるかもだけど、だからやりたくないこともたくさんやってきた。
正直、なんとなくバンドやってなんとなくCD出して、って人も中にはいる。
まあ人それぞれだよね。自分とは考えが違うってだけで。
高校受験大学受験って経てるとさ、それが自分の人生の岐路だって思い込んでしまうんですよ。
確かに岐路ではないとは思わないけど。
でも本当の岐路ってそんなとこじゃない。それは就職も一緒。
決して就職を否定してなんとなくのフリーターを支持しているわけではないからね?
ツイッターにも書いたけど、当時の大学の同級生は最近しょっちゅうテレビで見かける。
勝ち負けじゃないけど、おれももっとやらなきゃ!って思える。
この先つまづくこともあるだろうし楽しい事もたくさんあるだろう。まだまだワクワクする。
30を目前にしても先の事なんて分からないんだから、20そこそこの学生風情な自分が先の事なんて考えてもわかるはずもなかったのだ。
自分を突き動かす理由なんて最初は何でもいいと思うんです。
モテたいでも
世界を変えたいでも
自分を試したいでも
音楽が好きなだけだーでも
これを読んでる人は少なくとも世間一般的には「音楽好き」な人であろうから、
きっと音楽に救われた夜を経験したことのある人たちでしょう。
自分はそんな「音楽」に今でも一番近い場所で生きていることができてとても幸せです。
なんだかまとまりもオチもない文章になってしまいましたが。。
今は仕事しながらでも音楽を続けられたり、勤務体系や音楽の可能性も十年前とは全く違う世の中になっていると思います。
良くも悪くもね。
迷走する毎日でも、ここ一番で自分を振り切れたら最高ですよね。
うだうだ言っていますが僕もまだまだ青二才なんで勘弁してくださいね。笑
ライブハウスにはリクナビよりよっぽど勉強になることたくさんあるから!!
明日は富山で楽しい事たくさん待ってるかな!!
大月