
2バンド合わせて5名という、近年最高のコスト・パフォーマンスを誇るイベントは、予想をはるかに超える盛り上がり。梅雨を上回る湿度100%のべたべたファイトとなった。
先に登場したのはSGG。下北沢の名物ライブハウス“251”は、客席フロアのすぐ横が楽器置き場兼ミュージシャン通路になっていて、みんなの見ている前をメンバーが入場。
初めて“251”に来る人が多いのか、それだけで大騒ぎになった。
演奏が始まると、一瞬にして大興奮のルツボ。
セットリストは『EASY』、最新アルバム『2EASY』からの曲で、徹底的にカバー・シリーズ。中盤のジミヘン・ナンバー「WILD THING」から神がかり的なプレイに突入。ビートルズの「Drive My Car」などは、まるで自分たちの曲のように自由に名曲で遊ぶ。
スタジオで作った『2EASY』から離陸して、ライブが音源を超える瞬間に立ち会えた感激に震えたのだった。
次はブラックボーダーズ。楽器転換とサウンド・チェックに川西ブラックと野田ボーダー本人が出てくる。
このあたりが、ライブハウスならではの楽しみだ。
一回そでに引っ込んだ二人がSEに乗って、例の通路から登場。
いきなりベースレス・サウンドをぶちかます。
ニューアルバム『Go To Go』をリリースして、バンドはまたまたスケールアップしている。
「川西さんとスパークス・ゴーゴーが一緒のステージに立つなんて、あんまりない。今日が人生のピークかも」と、野田はステージにいながら“いちばんのファン”丸出しで大はしゃぎ。
ワンマンよりは遠慮がちながら、いつものヘンなMCが炸裂して、“251”はロックンロールの熱気と爆笑が渦巻く。
アンコールでは、なんとステージに八熊が登場。
「普通、こういう対バンだと、相手のボーカルの人とかギタリストとかが呼ばれるけど、ベースですよ、今日は」と川西。
「だって普通のバンドにはベースがいるだろ。で、何やるの?」と八熊。
「ベースが入るとこんなふうになる。お届けします。『ロックンロールナイト』」と野田。
さっき本編でもやった曲だから、明らかに違いが分かる演奏に、フロアは踊りまくって大歓迎。
続く「パッション」も、引っ張る引っ張る。ステージとフロア全員、大笑いでセッションは終わったのだった。
この夜、日本はオランダに惜しくも負けたけど、SGGとBBは歴史的引き分けになった。
なお、SGGはニューアルバムのレコーディングは快調に進んでいるとの報告がMCであり、いよいよ3ヶ月後に迫った倶知安イベントへ向かって、状況は加速しているぜ!!
(写真は、“251”の入り口の告知手書きブラックボード。もし下北沢で通りかかったら、このボードはチェックすべし。面白いバンドが出てるかも。ありゃ、撮影失敗じゃん。す、すみません)