いよいよ男子シングルが始まります。
男子シングルの本命、ロシアのプルシェンコ選手にとって、今回のオリンピックは、おそらく最後のオリンピックとなるでしょう。ソルトレーク後の4年間、途中ケガで滑られない時期もあり、前回よりは体力的にも落ちているかもしれません。それでもプルシェンコ選手が得た4年間の経験は大きいですね。オリンピックの雰囲気を知っていますし、それ以上に、前回大会で金メダルを狙っていながらヤグディン選手に負けた経験をあります。もし、他の選手が金メダルを狙いにいったら? それはどうなるか、実際に試合になってみないとわかりません。プルシェンコ選手は、ソルトレークでは金メダルを逃しましたが、その後も世界選手権で連覇をするなど、勝ち方を知っています。そして、スイスのランビエール選手もまた勝ち方を知っている選手の1人。金メダル争いを考えると、現世界王者と元世界王者であるこの2人の名前が挙がります。ただ、オリンピックに絶対はないんです。前回のソルトレークでは、サラ・ヒューズがいきなり金メダルをとってしまいました。金メダル争いをしている選手同士がプレッシャーなどでお互いミスをして、たまたま調子のいい選手が勝ってしまうこともあるんです。そういう点では、大ちゃんにも十分チャンスがあるでしょう。
男子シングルで注目している点がもう1つあります。どれだけ4回転ジャンプを挑んでくる選手がいるかということです。ソルトレークでは多くの選手が取り入れましたが、ルールが変わった今回、4回転ジャンパーが減ってしまうのは残念に思います。リスクはありますが、やった方が見ている方にとってもおもしろいですよ。4回転を跳べる可能性があって、メダルを狙える人は、ぜひチャレンジしてもらいたいですね。