マイケル・ジャクソンがロンドンのO2アリーナにて、7月に同所で10回のコンサートを開く事を自ら発表した。現在世界的なニュースになってる。ついについにマイケルが動き出す。本来ならマイケルで音楽に目覚め、マイケルにコンサートの興奮を教えてもらった俺は大喜びのはずなのだが・・・どこか悲しみを覚えてるのが正直なところだ。なぜならこの記者会見と復活コンサート自体"THIS IS IT"(これでおしまい)と銘打っていて、ニュース映像に映るマイケルも「ファイナルショーだよ」だの「最後のカーテンコールだ」だの、やたら「最後であること」を強調しちゃってる。まぁ裁判とかあったにせよ、ここ10年間ロクに音楽活動してなかったくせに(笑)
マイケルっていつでも「これが最後」って言うんだよ!!遡れば1984年に兄弟達と全米を回った”ビクトリーツアー”の時も「コンサート活動はもうしない」って言ったし、1988年の"BAD ツアー"の時も「このツアーを最後に歌手活動を引退する」って表明した。ある種の病気って言ったら言い過ぎかもしれないけど、とにかく惜しまれるのが大好きなんだと思う(笑)
マイケルが本心で言ってるかはさて置き、最近の活動ペースからしても、本人の意思とは別に今回こそホントに最後になっちゃうかもしれないなぁ・・・なぜなら「最後」って言う事によって本当に最後にならざるを得ない状況を引き寄せるっていうかさ。実際マイケルってこういう事を言い始めた時期から、ある事ない事含め、世間のバッシングが始まったように思う。結果本当に「再度活動しづらい状況」に追い込まれてる気がする。言葉の威力って凄いんだよ。もっと言っちゃえば、マイケルによって夢を見る事ができた世界中のファンに対して「最後」を印象付ける事ってすごく寂しいことだし、フェアじゃないと思うんだ。それに言ってみりゃ「まだ50歳」なわけだし。早いよね。同世代、或いはもっと上の世代で現役で頑張ってる人はたくさんいるよ。マイケルが本当に心の底からファンを愛してるのなら、嘘でも「僕は死ぬまでパフォーマンスするよ」って言って欲しかったし、それがエンターテイナーとして、KING OF POPとしてあって欲しい姿だった。もちろん7月のコンサートが大成功する事を祈ってるけどね。
この小さな日本でロックバンドをやってるこの俺にも、いつだって新曲やライブを楽しみに待ってくれてる人がいる。その人に対して「もう辞める」とか「これが最後」とか俺は絶対言わない。例えやりたくなくなったとしても言わない。それが応援してくれてる人に対する誠意だと思うの。50歳になったらどう思うかは分からないよ(笑)でも今んとこ俺は、ジイさんになるまで歌って、ギター弾いて、せっちゃんすることを宣言するよ!!
和田 唱