今日は何気ない疑問を書いてみたいと思う。マニアックだけどね!
このレコードです。知ってる人も多いでしょう。マイケル・ジャクソンの"OFF THE WALL"。

リリースされたのが1979年。マイケルが21歳の時。兄弟と一緒にJackson5としてデビューしたのが1969年だから、若干21歳にしてマイケルは既に10年選手だったんだよ。Jackson5(以下J5)時代のレーベルはもちろんモータウン。新時代のR&Bとして、たくさんのヒット曲を連発して多くのスターを送り出した黒人レーベルだ。(今も健在!)60年代、アメリカのヒットチャートは、ビートルズやそれに次ぐイギリス勢に支配されて、それまでのアメリカのポピュラー音楽が一気に古いものになっちゃったんだけど、モータウンのレコードはそれと張り合えるチャート・アクションを起こしてたんだぜ〜!ってこんな事は本に書いてあるんだけどね(笑)で、J5もデビュー曲から4曲連続全米No.1という快挙を成し遂げる。マイケルは10代前半にして、どこにも出歩けないスターになっちゃう。
でもいかんせん彼らは子供だったため、すぐ成長するでしょ?カワイイ〜!って言われた彼らも見た目がだんだんカワイくなくなってくる。同時にセールスも落ち始めた。当然自我も出てくる。モータウンは基本、ずっと専属作家が作る楽曲を歌手が歌うっていうスタイルだったのね。でも70年代に入ると、同レーベルのマーヴィン・ゲイやスティービー・ワンダーは自分で作詞作曲して自分でプロデュースし始めてた。大人になってきたJ5もマーヴィンやスティービーみたいに自分達で曲が作りたくなってたの。で、それを社長に言うわけ。でも社長は「お前達にはまだ早いし、そんなことしたって売れるわけがない!」って怒るんだよ(笑)何度話しても無駄で、フラストレーションの溜まったジャクソン兄弟達はついにレーベル移籍をするわけだ。それが1976年。エピックに移籍する。その際モータウン側は、「Jackson5って名前はウチの登録商標だから他で使っちゃダメ!」って言ってくるもんだから仕方なく彼らは"THE JACKSONS"っていう名前に変える。
モータウン時代(J5時代)もマイケルはソロ契約をしていて、4枚ソロアルバムを出してるんだけど、このOFF THE WALLは"JACKSONS"になってから、つまりエピックに移籍してから初のソロ・アルバムに当たる。"THRILLER"以降みたいにメガスターになる前だから、雰囲気としては「大人になったJACKSONSのマイケルがまたソロを出しました!」って感じだったかもね。でもこれが大ヒットするわけよ。メガスターへの足がかりになった。このアルバムからあのクインシー・ジョーンズのプロデュースになる。
俺が初めてこのアルバムを知ったのは1987年。マイケルの初来日公演を母親と一緒に横浜スタジアムで観て、それからちょっとしてだった。当然”THRILLER”と、当時新譜だったた"BAD"は持ってたけど(カセットテープでね)、小学生だった俺はこの”OFF THE WALL”の存在を知らなかった。ある時親父とレコード屋さんに行った時、マイケルに夢中だった俺はマイケルのコーナーに入り浸りで、マイケルのカセットテープを一個一個取り出しては眺めてた。そこで出て来たのがこの"OFF THE WALL"!'87年当時のマイケルとまるで別人の、かと言って写真で知ってたJ5時代のかわいいマイケルとも違う、黒人青年のマイケルがレンガの壁の前でポーズをとってるジャケットはあまりに衝撃的だった。子供ながらに、このアルバムがTHRILLERのひとつ前のアルバムだってことは分かった気がする。親父にねだり、それを買ってもらい、早速家のラジカセで聴いた。"THRILLER"や"BAD"より、なんか古いと思った!(今となってはBADの方が時代を感じるから時の流れは不思議。)”Don't Stop 'Til You Get Enough”なんてすごく嫌いだった!裏声が嫌だった(笑)当時はあの黒っぽさが理解できなかったのかもね。もちろん今でこそ大好きだけど、当時は好きな曲は数曲だった気がする。"Rock With You"は大好きだった。でも一番好きだった曲は何を隠そう表題曲の"Off The Wall"だった。そしてすごい事に未だにこの曲がこのアルバムの中で一番好きだ。
いやぁ・・・ここまでが前置きです(笑)長かったね。物事はキチンとしないと気が済まないの。几帳面なO型なんで、そこんとこよろしく(笑)
で、このタイトル曲"Off The Wall"なんだけどさ、ずーっと不思議に思ってたことがあって。それはこの曲のイントロに入ってる笑い声。この曲のイントロには「ヒッヒッヒッヒッヒ・・・ヒャッハッハッハッハッハ・・・ヒーーーヒッヒッヒッヒッヒャッハッハッハッハ〜!!!」っていう不気味な笑い声が入ってるんだけど、小学生当時は"THRILLER"のマイケルのイメージが強かったから、何ら不思議はなかった。両方ともアルバムのタイトル曲だし、歌詞の内容もオカルトチックなものかと思ってた。"Off The Wall"っていうタイトルもずっと「壁の向こう」だと思ってた。だから「壁の向こうは人が見た事のない摩訶不思議な世界」みたいな内容だと思ってた。だってジャケットがいかにも「壁の向こう」っぽいんだもん!!ところがある程度大人になり、Off The Wallの歌詞のちゃんと読んでみたら、全然オカルトもホラーも関係ない内容なんだよ!「今夜は仕事はお預けにして、音楽に身を任せて楽しもうぜ!気楽に生きれば人生悪くないよ〜♪」的な内容なんだ。そしてこの”Off The Wall”の意味だけど、実は「型破り」とか「突飛な」っていう意味。そうなるとイントロの不気味な笑い声が意味不明になってくる。内容と合わないんだよ。
そんなことを去年の暮れに、マイケルがきっかけで仲良くなり、かれこれ10年来の付き合いになるノーナ・リーブスの郷太くんに話した(笑)あの笑い声って何なのかな?って事について二人で考えた。郷太くんはあまりにあの笑い声が当たり前過ぎて、考えた事がなかったらしい。でも考えた結果、思ってもみなかった事を郷太くんが言ったんだよ!これは俺の20数年間の考えを覆す意見だったんだ!そうか・・・そうだよ!って思った。
でもね、ここで敢えて言わずに、みんなの意見を聞きたいんだよ。マニアックでしょ?(笑)Off The Wallの音源を思ってる人は早速聞いて、意見を言って下さい。イントロの笑い声は何を意味してると思うか。是非聞かせて欲しいんだよ!歌詞と照らし合わせてもらえると尚いいね。音源持ってない人は・・・困ったなぁ(笑)YouTubeで聞くか、アルバム買ってくれ(笑)損はないから!
ちなみに現在再発されてる"OFF THE WALL"のCDジャケットはこんな風になってる!!

これどうなんだよ!(笑)ちなみに元々のレコードが見開きジャケットになってて、こんな感じ。

つまり、レコード時代の裏ジャケットだった足の方を現在は表面に持って来てるわけだ!多分マイケル本人がオリジナル・ジャケットを気に入ってないんだろうね。当時と今の顔が違い過ぎるしな(笑)でもさぁ、オリジナルは尊重すべきだと俺は思うな。当時は当時なんだからいいじゃんねぇ?
まぁそんなわけでクソ長い文章書いちゃったけど、今年は丁度"OFF THE WALL"30周年イヤーだし、いいでしょ!是非笑い声についてコメントください。少なかったらショックだからよろしくな!!(笑)
和田 唱