パンを求めて30分おじさん


フランスの風、ちょこっと届いたら…
パン屋が閉まる直前、駆け込みセーフでバゲットを購入。
最後の数本だったバケットちゃんを抱えて歩いていると、自転車で息きらせ汗だらだらのおじさんが私に向かってくる。
「お〜やっと見つけたっ。」
「お〜やっといたっ。」
え゛っ…。
見つけたって、わたし…??

誰、このおじちゃん…。
それでも私に向かってくる。
汗だくのおじちゃん、興奮しすぎて何を言っているか分からなかったけれど、よくよく解読してみれば、バゲットが欲しいということだったんだ。
聞いてみればおじちゃん、「もうかれこれ30分、パンを探して走ってるんだよ〜。6区の方から来たんだから。」
と、パンを求めて30分、自転車を飛ばしていたわけなのでした。

8月中旬、バカンスまっただ中の今月、パン屋さんが閉まっていちばん数が少なくなるのももちろん同じこの時期。
バゲット命のフランス人のために、どのパン屋も閉まっているなんてことがないように、地域毎に休みをずらしたりして必ずどこかのパン屋さんが開いているようにはなっているのだけど、かなりダラダラモードなので、早く閉まってしまったり、逆にバゲット購入の競争率が高かったり?!
だからこのおじちゃんのように、開いているパン屋が見つからない上に、開いていても売り切れでバゲットをゲット出来ないという状態になってしまう。

おじちゃんは私のバゲットを見て、パン屋にすっとんで行ったけれど、あと2本しか残っていなかったし、お客さん並んでいたし、売り切れてしまっていたんではないかなあ…。
そんな「おパン命!」のバゲットにかけるフランス人の懸命な姿を見て、「パン教室で習ったパンでも作ってみようっと。」と、思った訳ではなく、「パン教室で習ったおいしかったパンを思い出した。」だけのダメな私。

夏休み中に1回は復習しようなんて思っていたけれど、夏休みはもう終わろうとしている…。

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私が夢に見る日本のお惣菜パン!
これって例のお教室よね?
今度は私も参加してみようかな?
バカンス中のバゲット探し、我が家も何年か前にやりました・・・
夕方パン屋にいったダンナが帰ってこないので心配してたら、
なんと五軒まわってやっとゲットしてきたらしい
私もバゲット持っている人に「それ何処で買いました?」
と聞いたことあるし、聞かれたこともあります
このおじさまも買えたらよいのだけれど・・・
今週どこかで会えるといいなあと思っています。夏休みっていつまでなのかしら?!