「クリニャンクールの蚤の市」にたどり着くまでの怪しいエリア
この後者、「クリニャンクールの蚤の市」は、もうすんごい広さで、じっくり見たら1日あっても足りないほどの広さと店舗数で、アンティーク/ブロカント好きにはたまらない蚤の市なのですが、メトロ4番線の終点、パリの北側にあるここ、メトロの駅から蚤の市まで10分弱の間がいかがわしく怪しいことこの上なし!


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この道のりにも、たしかに「マルシェ/蚤の市」と表現されそうな店舗がずらりと並んでいるので、観光客は知らずにここが「クリニャンクールの蚤の市」だと思ってしまうことも多く、今まで本当のその奥にある「クリニャンクール」にたどり着かないで終わっている方に何度かお会いしたので、今日はその道のりをご紹介しておきます。
ガイドブックとかではなかなかこの部分までページや説明にさけなかったりするから…。

さて、メトロの駅を上がると、大通り越し、ちょっと遠くに見える白い高速道路のようなもの。
これがパリ市の外側をグルリと走っている環状線です。
「クリニャンクールの蚤の市」というのは、この環状線を超えたすぐ左側一帯にあるのです。
環状線を超えるまで、本当に怪しいいかがわしい雰囲気なので、とにかく間違わず、あの環状線を超えましょう!

10分弱ある道のりには、私たちが「蚤の市」ではなく、「ゴミの市」と呼んでしまう、かなりあやしくていけていないマルシェや、同じくあやしいお店がずらりと並んでます。
明らかに盗品と思われるもの、ゴミとして捨てられていたものを拾って来たと思われるガラクタや何かの破片。
そんなものまで売っています。

で、さらに、環状線の高架下や「ゴミの市」沿いには、たくさんのお兄さん達が立っていて、ブランドの偽物バッグ、偽物時計、偽物香水、偽物Tシャツ。
あらゆるものを売りつけようと、声をかけてきます。

この雰囲気だけでもけっこう怖いのですが、昼間は大丈夫です。
「クリニャンクールの蚤の市」に向かう、世界中からの観光客もたくさん歩いているので、怖い雰囲気だけど危険ではありません。

でもとにかくしつこいからさっさと歩かないとつかまります。
ちなみに、この下の写真(↓)こちらに歩いて来る観光客たちに声をかけているストライプのシャツのムッシューが手に持っているのはiPhone。

小さな声で「iPhone。iPhone。」と声をかけたり、すれ違い様に何度もつぶやいたりしてカモを探します。
駅に割と近い商店通り(ここに並ぶ店達も、相当いかがわしい)でも、しつこく声をかけられます。
この下の写真(↓)、赤いコートのマダムの右側の黒いジャケットのムッシューは、ず〜っと西洋人のとあるマダムに時計を売りつけようと200mくらい一緒に歩いていました。

割と笑いながらとか、断り方がやんわりしていると、図に乗って本当にしつこいのです。
とにかく駅を上がってから、高架下を通り抜けて蚤の市にたどり着くまで全てが怪しくて雰囲気の悪い場所。
でもビビってはいけません。
さっきも書いた通り、昼間は蚤の市に行く観光客がいっぱいで、危険なことはありません。
とにかくしつこい売人には「ノー」ときっぱり断り、さっさと歩いて行けば大丈夫!
ちなみに、さらに。。。
エッフェル塔やモンマルトルの丘周辺、観光客が集まる所でしょっちゅう見る観光客をカモにする「賭けゲーム」。
もちろんここにもいつもいます。

最初に見せたカードがどこに行ったかとか、3つのコップで隠したボールがどこに行ったかとかを当てるのですが、この周りに立っている男も女もほとんどが「さくら」。
この「さくら」達が50ユーロ札とか100ユーロ札とかけっこうな金額をどんどん賭け、当たって儲けているように見せながら、カモを探しているんです。
あ〜ほんと怪しいところ!
というわけで、「クリニャンクールの蚤の市」にたどり着くまでのエリアに惑わされず、環状線の向こう側まで行く!
ということを忘れずに♪

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初めてクリニャンクール蚤の市に行った際、
ゴミの市に迷い込んでとても不安だったことを思い出しました。
期待していた可愛い雑貨たちとはかけ離れた
怖いお店、怪しい人々・・・。もっと別の場所でやってほしいですよね!紛らわしい!
