ルルドの「奇跡の水」
世界中から人が集まるカトリック最大の巡礼地。
フランスにいながら10年以上ずっと行けなかったルルドについに行ってきました。


パリときどきバブーを応援…
1858年、村に住んでいたひとりの少女、ベルナデッタが薪拾いをしていると、目の前に聖母マリアが現れます。
その後何度もベルナデッタの前に現れた聖母マリアに「泉へ行って水を飲み、顔を洗いなさい」と言われ、指差された洞窟下に出て来た湧き水があらわれ、その湧き水によって病気が治る奇跡がいくつもおきたとされる場所です。

この奇跡の水を求めて、毎日毎日世界中から人が集まるのがルルドです。
教会の正面向かって右側の洞窟にあるマリア様のもとでは今でも泉が湧いていて、人々が祈りながら、ひざまづきながらマリア様の下の岩をなでていきます。

幼稚園から高校までカトリックの学校で過ごした私の思い出の中には、校舎の片隅の緑の木々の中に、この姿と同じようにあったマリア様像はかなり身近な存在。
ときどきだったけれど下校する時にお祈りしたマリア様、時には小学生たちのかくれんぼの隠れ場所になっていたマリア様。
小さい時から身近にあったあのマリア様、絵はがきや御絵では何度も目にしていたあのマリア様の本物(本物というのもなんだか変だけれどなんとなくこのルルドのマリア様の分身のような感覚があって)がついに自分の目の前にあるのはすごく不思議な感動がいっぱいでした。

日傘文化のないこの国ですら、あまりの暑さに雨用の傘をさす人がいっぱいなほどの太陽の下、おじいちゃんもおばあちゃんも、車いすに乗った人も、若者も子供達も。
マリア様を見つめて祈る人、奇跡の泉を求めて並ぶ人が1日中途絶える事はありませんでした。

奇跡の泉のすぐ横には、たくさんの蛇口が設置されていて、この奇跡の水を汲んだり飲んだりすることができます。
家族が病気になったり、交通事故にあったりすると、シスターが大切な大切なこの奇跡の水が入った小さなボトルから奇跡の水を数滴たらし祈ってくれた思い出がある、あの「奇跡の水」の場所に自分が居る事もやはり不思議な気持ちでした。

私たちも家族、友人、お世話になったシスターたち。
色々な人のことを思いながら奇跡の水を飲み、マリア様のボトルに汲んで大切に大切に持って帰ってきました。


↑がんばるバブーに応援クリック!
いつも応援ありがとうございます♪
1日1回のクリックがランキングに反映する仕組みです。
今日も楽しんで頂けたら、忘れず応援クリック
していただけるとうれしいです!

写真で見るのも実は初めてなんだけど、
なんか感動だわ……
うれしい。ありがとう!
