神田紅さんの講談の旅
若者達で賑わうパリの中心街の扉の奥に隠れている古本屋さん。


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とにかく分野に問わず、古い古い書物が集められているというこの古本屋。
とてつもない書物や雑誌、写真などの資料が床から天井までぎっしり詰まっていて、その数に圧倒されますが、雰囲気があって、びっしりの中にもきちんと整頓されていて、非常にパリらしくて、かなり素敵な空間の古本屋さんです。
そんな本屋さんで、日本の人気講談師、神田紅(かんだくれない)さんのパリとストラスブールでの海外公演の旅の途中の撮影がありました。

「人気講談師」、我が国の伝統芸能といっても、「講談」という名前すら今回神田さんとお会いするまで知りませんでした。
女流講談師として、日本の第一人者、パイオニア的存在としてかなり人気のある方ですが、「講談って講談社?!出版社と同じ字ね♪」なんていうとんちんかんな私…。
そんな私でしたが縁あって、紅さんのパリの旅におつき合いさせていただくことになりました。
そして初めて、日本の伝統芸能のひとつである「講談」というものに触れました。
日仏交流150周年に合わせたフランスでの興行。

一体どういうものかも変わらずご一緒したのですが、始めの印象は、
「紙のない、絵のない紙芝居。一人芝居紙芝居。
そして日本の伝統芸能という固い言葉からは想像出来ない程判りやすくて面白い!」
そういうものでした。
古文がめっきりさっぱり苦手だった私…。
いくら興味があっても、いくら見てみても歌舞伎の途中で寝てしまったりするダメな私ですが、今回の紅さんの公演。
そのユニークなスタイルで人気があるというのが一目瞭然。
すっかり引き込まれてしまいました。
全く知らないフランス人を相手に、舞台登場1分で全員を引きつけ、舞台登場2分で会場を笑いの渦に巻き込んだ紅さん。

「講談」の言葉も知らない私のような日本人がたくさんいる日本の伝統芸能を、遥か地球の裏側の、言葉も全く違う人たちにみせ、しかも一発で観客を魅了してしまったパワーに圧倒され、そして感動し、同じ日本人として誇りに思った一夜でした。
この写真達は古本屋での一幕だけですが、ちょうど今夜?
日本時間28日(金)夜、NHK BS1 「今日の世界」という番組の中で、11時くらいからこの紅さんのフランス公演の特集が組まれるようなので(その番組の撮影風景の一こまです)、ぜひご覧になってみてください。
百聞は一見にしかず。
何も知らなかった私が感動を伝えるのは難しいので。
そして残念ながらこちらではテレビが見れないので!
私の代わりに見て下さい♪

パリ公演の演目は「源氏物語」。
久しぶりに聞いた源氏物語。
そして紅さんスタイルで分かりやすく語られた源氏物語。
「あさきゆめみし」をもう一度全部読み返したくなったのは、私だけじゃないはず。
絶対同じ会場にいた日本人はみんな思っていたはず?!
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TV、見逃せませんねぇ。
なんだか奇遇 と言うか。 不思議なめぐり合わせです。
神田紅さんは 高校の同窓なんですよ。 直接話したことは無いんですが 朝日に勤めていたやはり同窓の友人がよく知っていて。。
ちょっとびっくり。
神田さんやそのスタッフの方達が、私の親戚ともうかなり前から親しくしているんです。そんな縁があって今回はご一緒することになりました。なんだかうれしいですね!こんな奇遇。