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illustration by Shu-Thang Grafix |
2008年 07月 14日
ボクは、大好きな本づくりについて、あるちっちゃなプライドを持っている。
それは、「本の中にスタッフや身内への感謝の言葉を絶対に書かない」ということだ。 人によっては、どうでもいいことなのかもしれないけれど、 ボクにとっては大切なことだ。 (プライドってそういうもんだったりしますよね) なんとなく本の世界って、「あとがき」の最後に関係者へのメッセージを書くのが 常套手段になっているようなところがある気がするんだけど、 ボクは、過去に出版した15冊のカレー本で一度もこの行為をしていない。 だってボクがつくる本は100%読者のみなさんに対して捧げたいものだから。 身内への感謝の言葉は、直接会って「ありがとう」とか、 「あなたがいなければこの本はできなかった」とか伝えればいい。 とは言いつつ、海外文学の冒頭とかでよく目にする、 「最愛の※※へ」などの極私的な一行とかは、 いつかやってみたいな、とちょっと憧れてたりもする。 実は、今回の「dancyu」カレー号では、 誌面を拝借して、ある人への個人的なメッセージを書いてしまった(すみません……)。 お店紹介ページのスタートを切る、能見台「ガネーシュ」の記事内でのことだ。 「ガネーシュ」は、(記事を読んでいただければ分かることだけど) 緑園都市にあった人気店が一時休業の後に再OPENしたお店。 創業者だった石原さんの突然の他界後、多くのファンが待ち望んでいた復活だった。 「dancyu」編集部内でここを取材することが決まったらしく、 副編集長のE部さんからボク宛てにメールが届いた。 「『ガネーシュ』を取材してもらえませんか? 水野さんに書いてもらえたら、石原さんも喜んでくれるんじゃないかと思って」。 なんて粋な依頼なんだろう。 そんな風に気にかけてもらえるなんて、ボクは幸せ者だなぁ、と快諾。 今回の「dancyu」は、ページに関わった人の近況を書くスペースが 欄外に用意されているというユニークなスタイル。 それをいいことに、ボクは「天国の石原さん」宛てに、 ちょっとしたメッセージを書かせてもらっちゃったのだ。 ガネーシュの石原さんとのことは、以前、 よりみちパン!セ「カレーになりたい!」のWEB連載で書いたことがある。 そのまま内容が書籍化される予定だったのだが、 最終的に書籍化の段階でWEB連載の原稿量がオーバーしていて、 一部カットしなければならなくなったとき、 ボクは迷わず石原さんに関するエピソードを丸々落とすことに決めた。 これもボクのちっちゃいプライドだ。 WEB連載を読んでくれてた方々からは、 「あの部分が一番良かったのに……」という意見もたくさん頂いた。 でも、最終的には、ボクのなかで、気持ちの整理がつかなかったのだ。 だから今回の本には載せない。 でも、同時に別のことも頭に浮かんでいた。 扉ページに「天国の石原さんへ」と一行入れられるような本をいつかつくりたい、と……。 そのときは、ボクが初めて読者以外の方へのメッセージを 本にする瞬間になるのかもしれない。 (水野) ![]() ![]() ▲
by tokyocurry
| 2008-07-14 01:34
| *水野仁輔の「プラスカレー」
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2008年 07月 12日
大学の学食ってのは、こんなに校内に点在しているものなのか。
東京大学の本郷キャンパスの中だけでも20軒近くの学食がある。 それもいわゆる生協みたいなものだけじゃなく、 上野精養軒なんかが普通に入ってたりする。 精養軒で小えびと貝柱のカレーを頼んで腹ごしらえし、 あちこちの学食カレーをチェック。 でもやっぱり、「ル カフェ ベルトレ」が一番よさそうだ。 結局、赤門まで戻ることにした。 (水野) ![]() ▲
by tokyocurry
| 2008-07-12 08:18
| *水野仁輔の「プラスカレー」
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2008年 07月 11日
「dancyu」取材裏話はまだ続きます。
さて、京都大学の取材は無事、終了した。 正直、どこからどこまでが取材旅だったのか……。 ともかく、東西最高学府のカレーを取り上げる企画なので、 当然のことながら、東京に戻って向かったのは、東京大学。 赤門をくぐってすぐ脇にある、「ル カフェ ベルトレ」へ。 フレンチ「ランス・YANAGIDATE」の 柳館シェフがプロデュースしたグリーンカレーを食べる。 ふむふむ。 取材対象はここで決まり、だが、ちょっと気になるから、 学内にある他の学食もくまなく探検することに。 地図を片手に歩き出す。 「うん、意外と学生に溶け込んでんじゃないか? オレ」 とかなんとか思いながら……。 (水野) ![]() ▲
by tokyocurry
| 2008-07-11 01:12
| *水野仁輔の「プラスカレー」
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2008年 07月 10日
正真正銘の満腹状態で「いんであん」を出る。
ふぅっとひと息ついて、バルに戻ろうとしたその瞬間、 右の視界のはしっこに気になる文字が映りこんだ。 漢字3文字で、「味味香」。 何を隠そう、京都ではカレーうどんで名の知られたお店である。 ボクはもう、完全に正気を失っていた。 何のためらいもなく、斜め向かいの「味味香」に入る。 冷やしきつねカレーの細うどんを頼むと、 そこには、「屋台時代からのベストセラー」というキャッチコピーがついていた。 カレーのメニューに「ベストセラー」って響きはなんだか新鮮でいい。 そういえば、 「二度と同じカレーを作らない」をモットーにする東京カリ~番長には、 ベストセラーのカレーが存在しない。 とはいえ、ごく初期のころは、「赤カレー」と呼んでいた定番のメニューがあって、 どんなイベントにも、赤カレー+新作カレーで挑んでいた時期がある。 だから、生まれたての東京カリ~番長を知っている方々からは、 いまだに「赤カレー作ってよ」と言われることが多い。 そう言うほとんどの人が、 「あんなにおいしいカレーは後にも先にも存在しない」 と付け加えてくれる。 でも、ボクは、赤カレーはたぶん二度と作らない(笑)。 もちろん、レシピは頭に入ってるけれど、 正直、いまのボクには、赤カレーと同じ路線のカレーで、 赤カレーよりもずっとずっとおいしいカレーを作るスキルがある。 だから、むかし作ったカレーをどうしてもいま作る気にはなれない。 カレーでも本でもそうだけど、出来上がった瞬間から ボクの中ではやまほど反省点があふれ出す。 こうするべきだった、ああしときゃよかった。 だから、すぐ次を作りたくなるし、次は必ず進化する。 「東京カリ~番長が定番のカレーを引っさげて全国行脚」なんて、 まっぴらごめんなのだ。 でも、たぶん、ボクがどんなに進化した赤カレーをつくっても、 昔の赤カレーファンの舌を満足させることはできないだろうな。 初期に作ってた赤カレーのほうがうまかったと言われるに決まってる。 なんでだろ、不思議だな。 進化っていったいなんなんだ!? そういえば、ボク自身、好きなミュージシャンの作品は、 たいていデビューアルバムに特別な思い入れがある。 たとえ2枚目や3枚目の方がクオリティが高くても、 たとえ4枚目で世の中的にブレイクしたとしても、 1枚目には独特の「熱」があって、心を揺さぶられるのだ。 なんでだろ、不思議だな。 そう考えると、「味味香」のベストセラーカレーは、 それはそれで本質をついているのかもしれない。 新幹線の時間まで30分を切った。 駆け足でバルに戻り、ふたりに別れを告げてタクシーに飛び乗る。 京都駅到着は、発車5分前。 新幹線に乗ってしばらくのあいだ、ハアハアと息苦しかった。 (水野) ![]() ▲
by tokyocurry
| 2008-07-10 02:48
| *水野仁輔の「プラスカレー」
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2008年 07月 09日
もう、満腹だ。今日は、これ以上カレーを食べるのはよそう。
京都・鴨川沿いを歩きながら、そう誓った。 ここまでにすでに2軒5種類のカレーを食べてるんだし、 ほかに特に行きたいと思っていた店もなかった。 だから、バルに入り、ワインをチビチビやりながら、 新幹線の時間までゆったりと残りの京都を満喫することに。 途中、京大カレーの写真を撮ってくれたカメラマンのF森さんが合流。 と、京都在住のF森さんがひと言。 「いんであんのカレーってどうなんですか? ボクは好きなんですけど」 これが運のつきだった。 「い~ですよね~、あのカレーは独特で。でももう何年も食べてないですね」 「すぐそこにありますよ」 「え!?」 もう、満腹だ。今日は、これ以上カレーを食べるのはよそう。 そう誓ったはずの言葉を反芻する間もなく、 ボクの口からは全く逆の意味の言葉がこぼれでた。 「ちょっと、食べに行ってきます!」。 あっけに取られるS渕さんとF森さんを店に残し、「いんであん」に向かう。 小走りに急ぐボクの頭の中で、 もはや何の意味も持たない言葉がこだまする。 もう、満腹だ。今日は、これ以上カレーを食べるのはよそう。 こんなとき、ボクは自分で自分のことがわからなくなる。 「いんであん」に向かうのはボクの意志だけどボクの意志じゃない。 冷静に考えれば、あのときボクは カレーを食べるよりもF森さんとおしゃべりがしたかったはず。 なのに、どうしてボクは、京都の夜を独り、カレーに向かって走るのだろう。 誰がボクをそうさせているんだろう。 やっぱり、カレーの神様か(笑)。 ともかく、「いんであん」に入り、懐かしのビーフカレーを注文。 食べようとスプーンを手にする。 東京へ戻る新幹線の時間まで、あと1時間を切った。 (水野) ![]() ![]() ▲
by tokyocurry
| 2008-07-09 08:13
| *水野仁輔の「プラスカレー」
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2008年 07月 08日
京大の正門を出て歩き出すボクの足取りは軽い。
お楽しみはこれからだ。 だって、dancyuきってのキューピット編集者・S渕さんが、 ワクワクするような場をセッティングしてくれていたから。 それは、Club THALI店主のカワムラケンジさんとのご対面。 しかも、場所は京都の「ラトナカフェ」。 Club THALIがやたらとうまいって話は1年前から聞いていた。 残念ながらお店は一時休業中だが、 スパイスと対話する日々は続行中というカワムラさんと話すのは楽しみだ。 ラトナカフェは今年のdancyuカレー号に掲載されていて、 おそらく日本中のカレーマニアさんたちにとって、 最も掘り出しもんの情報になるに違いないお店。 チキンカレーやらダルスープやらを食べながら、楽しく話した。 天井の高い開放的な空間に、ボクたちの話声が響き渡る。 たまたま他のお客さんがいなかったのをいいことに、 やたらと長居してしまった。 カワムラさんとの話は楽しい。 カレーの世界で、「本気」と「遊び」を同居させている人は滅多にいない。 東京カリ~番長が最も親近感を持つタイプの人だ。 こりゃ、大阪カリ~番長を名乗ってもらわなくちゃね(笑)。 キューピットであるはずのS渕さんを尻目に 「とりあえず、東京と大阪でカレー合コンしましょう!」と 乱暴な結論で締めくくり、お別れをした。 見慣れない京都の街中をゆらゆらと歩くと、 小脇に抱えた鞄の中から、お土産にもらったブレンドスパイスが ふわっと芳しい香りを漂わす。 夕暮れ時。 京都カレー旅はまだ終わらない。 (水野) ![]() ▲
by tokyocurry
| 2008-07-08 02:07
| *水野仁輔の「プラスカレー」
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2008年 07月 07日
今年もdancyuカレー号が発売された。
去年はインドを取材するという貴重な体験をさせてもらったのだけれど、 今年もそれに匹敵するくらいの貴重な体験をさせてもらった。 それは、学食カレーの取材(笑)。 大学を卒業してはや十何年。 キャンパスを訪れるというのは、ドキドキするもんですなぁ。 今回取材したのは、東京大学と京都大学の2つ。 どちらも憧れるだけでもおそれ多い最高学府だ。 まずは、京都大学に。 誌面で紹介しているのは、総長プロデュースのビーフカレーのみだけど、 思わず、ステーキカレーと北印度風カレーもバクバクと食べてしまった。 無事に取材を終えて大学をあとにしたからといって、 さて、さっさと東京に戻りましょ、というわけにもいかない。 ボクが望もうと望むまいと、 カレーの神様がそんなあっさりとした旅は許してくれないのだ。 日帰り京都という強行スケジュールなのに 結局この日は他に取材と関係ないカレーを食べに3軒を訪れた……。 そのカレーはまた追って。 (水野) ![]() ![]() ▲
by tokyocurry
| 2008-07-07 07:07
| *水野仁輔の「プラスカレー」
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2008年 07月 06日
やわらかい肉が好きな人って多いよな~。
ボクは、適度に歯ごたえを感じる肉のほうが好き。 でも、気持ちはわからないでもない。 とろとろに煮込まれていておいし~、とか、 口の中でとろける~、とか。 でも、肉がやわらかくなるまで煮込んだせいで、 肉のおいしさはソースにほとんど出てしまう。 駒場「リスブラン」のチキンカレーのような鶏肉の場合は、 柔らかくなるまでにそんなに時間がかからないからロスは少ない。 でも牛肉や豚肉のブロックだと大変。 肉をおいしく煮込むのって、実は、難しいんです。 「カレーの鉄則」その12は「煮込み」に関するテクニック。 やわらか~い、でも、肉の中に味がちゃんと残ってる~。 これを両立させてください。 (水野) 「初心者的 カレーの鉄則」 ![]() ▲
by tokyocurry
| 2008-07-06 03:23
| *水野仁輔の「プラスカレー」
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2008年 07月 05日
渋谷の東急ハンズでも、ボクはカレーを食べるのである。
「ピクニック」でカレー風味のスパゲティドリアを頼む。 こんがりと表面が焼かれた一品がテーブルに運ばれた。 焼くという行為が、「カレーの鉄則」その11のテーマである。 ただ焼きゃあうまいってわけじゃあない。 と言いたいところだが、正直言って、 ただ焼きゃあうまい。 だからカレーに使わない手はないのだ。 (水野) 「初心者的 カレーの鉄則」 ![]() ![]() ▲
by tokyocurry
| 2008-07-05 21:18
| *水野仁輔の「プラスカレー」
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