お別れ
2020年 11月 22日

まだ小さくて、やわらかくて、温かい息子の手を引いて、
この教会の日曜日のミサに通い始めたのが13年前。
日曜日、ゆっくり寝ていたい思いを乗り越え、
神様の前で心を清らかにする時間を、
息子と共に過ごしてきた場所です。
今日、ここでのミサの閉幕を迎えました。
息子の成長は、全てここから始まったといってもいいほど、
私にとっては、
そしてずっと一緒に通った息子にとっても、
「原点」のような場所です。
私の子育ての思い出も、ぎゅっと詰まっている場所。
息子が帰国した時には戻ってこられる場所。
それがなくなってしまうなんて、信じられません。
神父様からのお別れの言葉である
「こんどは皆さんが宣教師になって」
を実践すべく、
所属教会で、
これまでと同じように、
神様の前では謙虚に、
そしてすべての行いは、
自分ではなく、人のためにできる、
そんな人になれるように、祈り続けたいと思っています。