元国連大使のご経験
2018年 01月 09日
月刊「Her Story」2018年新春号で、
元国連大使の大島賢三さんと対談いたしました。
広島のご出身で2歳の時に被爆された大島元大使は、
終戦、つまり広島への原爆投下から16年後の1961年、
高校生の時に米国留学されました。
「ミネソタ州の大田舎だったので・・・」
広島出身の日本人が来る、ということが全く話題にならなかったという
ことではないようですが、
初めて日本人を見るという人もたくさんいるというような町で、
貴重なご経験をされたお話をお聞きしました。
また、大学時代には英国留学をされ、
その後、外交官となられましたが、
「多様性」を理解することは、
どんな仕事に就いても必要なこと、
それは若い頃に海外経験をして身に付けることが有意義だと
仰います。
でも海外留学は、たくさんに人に経験してほしいけれど、
誰にでもそのチャンスがあるとは限りません。
そこで、大島元大使の出身地である広島県が行う
「グローバル未来塾」では
県内の高校生を毎年20名強選抜し、
週末を使った1年間のプログラム、
最後はフィリピンでの海外研修を行うという事業に
大島元大使は、塾長として関わっておられます。
そんなお話をあれこれとさせていただき、
掲載は2回にわたって行うことに。
今回は前編です。