全身ウンコまみれの女を
やさしく抱ける男に私はなりたい。
と、例の衝撃シーンを見て
脳内で「雨ニモ負ケズ」風に思いを表現したのもつかの間
2分でどんでん返し。
まぁそれはともかく
こんなかっこいいヒロインは
久しぶりです。
性欲が強くて、生命力が強くて
キップが良くて、何より勇気がある。
やっぱ人間、強くなきゃダメなんです。
弱い人間から先に死んでいくんです。
そんな強いヒロイン像だからこそ
「悲しみに終わりはないの?」
と叫びながら彼女が崩れ落ちるシーンが
観客の胸に響くわけですが
その質問に対する答えは
イスラエルの不穏な空気を映したラストシーンで
はっきりと提示されます。
この監督の映画を1本でも見たことがある人なら
聞かなくたってわかる答えです。
悲しみに終わりはない
なぜなら
人間の悪意に終わりがないからだ。
映画監督としての全キャリアを通して
“人間の邪悪さ”を
あくまで娯楽作として描き続ける稀有な男
フライング・ダッチワイフマンこと
ポール・バーホーベン。
奴が生まれたのは1938年。
『スターシップ・トゥルーパーズ』のひねくれまくった戦争描写からは
ただごとじゃない感がひしひしと伝わってきましたが
戦争を肌で知ってる最後の世代なんですね・・・。
うーん、なるほど。
し
ぬ
ま
で
あ
ん
た
に
つ
い
て
い
き
ま
す
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