
たまにはサントラのことなんかも書いてみようと思ったり。
ズビグニエフ・プレイスネル
という長ったらしい名前、みなさんご存じでしょうか。
96年に55歳という若さで亡くなって世界中の映画ファンを死ぬほど落胆させた
ポーランドの映画監督
クシシュトフ・キェシロフスキ(これまた長い)
のほとんどの作品で音楽を担当しているのがこの人。
こういう名前の人たちって、お互いに呼び合うときどうやってるんでしょうか。
「クッシー!」「ズッビー!」とかやってるんですかね。
『ふたりのベロニカ』(91年)には
ファン・デン・ブッデンマイヤーという
架空のルネサンス期の作曲家が登場するのですが
このスコアを書いたのもプレイスネル。
この音楽がまた凄まじく良くってですね
私はすっかり実在の人物かと思いこんでしまい
CD屋のクラシックの棚でいくら探しても見つからず
首をひねったりしておりました。
で、『デカローグ』(98)。
もともとテレビ用に撮られた、1本1時間の10連作。
これを見た人たちは、例外なく口を揃えて
この『デカローグ』さえあれば
もう一生他の映画はいらない
とつい言ってしまう、未曾有の傑作です。
ま、私もそのクチだったのですが
次の日には『遊星からの物体X』を見て狂喜してましたから
当てにはなりませぬ。
内容に関しては、言うのも野暮。(とゆーか説明がめんどくさい)
とにかく見ろ。損はさせない。
という感じですかね。
さてこの映画のサントラなのですが
印象を一言で言いますと
寒っ!
聴いてると、涼しいを通り越して凍えます。
寝るな!寝たら死ぬぞ!
というあのノリです。
八甲田山もここまで寒くはなかったのではないでしょうか。
個人的な話をしますと
私、これを聴くたびに、別の意味でも震えるんです。
実を言いますとこのCD
昔の彼女から借りっぱなし。
誰か・・・誰か助けて・・・
寒い・・・寒いよぉ・・・
暑い時期に涼をを取るには、最高の1枚と言えましょう。
鳥肌保証します。
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