SF超大作で迫力満点だけど深くてシュールで狂気じみた映画:スノーピアサー

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SF超大作&エンターティナー性の高い映画だということで
「迫力満点の映像を思いっきり楽しもうー♪」
というぐらいの軽い気持ちで観たんだけど。

見終わったらなんだか放心。

「深い・・・深すぎる・・・。」(ぐったり・・・)

帰りの道すがら、ジワリジワリとしみ込んできて
「あれはどういう意味だったんだろう」とか考え込んじゃった。

スノーピアサー

2014年、地球温暖化を防ぐために世界中の上空に撒かれた化学薬品。
その結果、地球は氷河期に突入。
一台の列車「スノーピアサー」に乗った人々だけが生存。
それから17年後の2031年。
いまだ人々を乗せて一年かけて地球を一周するスノーピアサーは走り続ける。
富裕層は先頭車両で豪華クルーズの中のような生活を享受し
貧困層はスラム街よりもひどい劣悪な環境で飢えている。

最後尾車両に住むカーティスらは、革命を起こし
なんとか先頭車両に行こうともくろむ・・・。

そんなストーリー。

もちろん映像はど迫力だし
スピード感があるんだけれど
なんだか、かなーりシュールな場面が多くって
「ここって笑っていいのかしら?」的な狂気じみたシーンが満載。

富裕層たちは、車両内にプールやサウナ、
鮨バーやクラブを作り退廃的に過ごしていて
なんだか「地獄の黙示録」のフランス人たちが暮らすシーンを思い出してしまった。

本当には幸せそうには見えず
でも享楽的に、なるべく明日のことは考えず
そうは言ってもこのぬるま湯的な日々が続くことを信じている。
あるいは、信じ込もうとしているって感じ。

そして絶対的な権力を持った、この列車を作ったウィルフォード産業のトップ。
先頭車両のエンジン部分に住む彼を中心に全てがまわっている。
彼は言う、「人はそれぞれ役割が決まっている」(ちょっと違うかも)
彼はまるで「全能の神」。

こんな中で貧困層の人々がどうやって17年間絶望しながらも
希望を捨てないでいられたのか、
そういうことも映画の中ではだんだんあきらかになっていくんだけれど。

そしていよいよ革命。

列車の車両は一列につながっているので、回り道とか秘密の道とか無くって
現状を変えるには、まっすぐ前に進むしかない。

進んでいく中で、
知らなかったことを知り、決断に迫られ、別れがあり
希望が見えたと思ったら、絶望がある。
悲しみがあり、虚無感があり、
でもやはり行動することで突破できることもある。

それってなんだか人生みたいで
理不尽なこともあったりして
努力すれば報われるって事も無かったりして
それでも生きていかなきゃだし。

でも見終わって最初に思ったのは
「やっぱり一番こわいのは人間だっ!」

こわいこわい大人のお伽噺。

原作は、フランスのコミック
「LE TRANSPERCENEIGE」だって。

公開は来年2014年2月。
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