断捨離中でも捨てられない雑誌『イラストレーション』その1→「自分の絵を見つけてください」

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引っ越してちょうど一週間、
今までのお家の2/3の広さになりました。

引っ越しを急に思い立ち、
それから一ヶ月ぐらいで新居を決めて引っ越したので
タイミングを逃してそのまま持って来てしまった荷物も多数。

それを日々、断捨離中です。

まずは、掲載誌。

取材を受けたり、雑誌に掲載されたイラストだったり。

1998年からイラストレーターになったので
16年分。

スキャンしてから雑誌本体を捨てるということをやってますが
なかなか終わらない・・・。

でも、捨てるの平気なタイプだけれど
今日、あらためて読んでみて、どうしても捨てられないのがこの三冊。
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今日はその中から
「イラストレーション」(玄光社)2008-05 No.171について。

イラストレーターになるための登竜門で、誌上コンペ「THE CHOICE」。

これを目指して、二ヶ月に一度、応募を続け入選したのが
イラストレーターとしてのスタートでした。

それだけでも夢のようだったのに
それから6年後、そのTHE CHOICEの審査員に選ばれたのです。

たしか千枚とかすごい数の応募が来て、それを私が1人で審査するのです。
自分が選ばれたとき(ブックデザイナーの鈴木成一さんが審査員だった)のことを
思い出すとその重責に胸がつぶれそうで、なかなか落とせなくて辛かったなあ。

この号には、私がさんざん悩んで選んだ方々の作品とともに
最後のページに私のコメントも。

今読んでみて、結構いいこと言ってるなあと思ったので、こちらに転載します。

自分の言葉なのに、今の自分に必要で
ちょっと忘れていたなあって思っちゃいました。

「いつからでもなれるから」


わーどうしよう。
部屋に入って最初の印象。
だってイラストレーターを夢見る人たちの作品が山積みなんですよ。
最初はどうやって選んでいいのか途方にくれて、第一次選考ではなかなか絞りきれません。
でも何回か選考を繰り返していくと、すぅーっと晴れ間が広がるように、「あっ。私がいいと思う基準ってこれなんだな」ってわかったのです。

私は人に不快感を与えるようなものは描きたくないし、見ていて疲れる絵もいや。
アーティストとしてなら、自分の中のドロドロしたものを吐き出すっていうのもあると思うけど、イラストレーションは雑誌や書籍やメーカーの商品になって世に出るものだから。

だからそういう自分の目で見て魅力を感じる作品には、配色がきれいなもの、人物や動物なら表情がいやでないもの、という二つの基準があったのです。
そうして途中からは、真剣に楽しく選んでいくことが出来ました。

上位3人は、もう2回目のセレクトで絶対残すだろうなって思えた人たちでした。
どこが他の人たちの違うかというと、絵に対する姿勢みたいなものがまっすぐ伝わってくるのです。
描きたいものと到達点がはっきりしてるって感じ。
もちろん到達点にはまだ至ってないし、描きたいものもどんどん変わっていくと思うけど。

もったいなかったのは、1点だけよくて、他があまりよくない人や、テイストがバラバラな人。
それでも、そのたった一枚から伝わってくるエネルギーが感じられれば選んだと思うのですが、そういう作品には出合えませんでした。

チョイスはイラストレーターの登竜門って言われてますが、これは仕事になるかなあなんて考えながら描いて応募する必要はないです。
だって、私もチョイスに出してた頃は風景ばっかり描いていて、入選してからもいろんな人に「風景だと仕事にならないよ」って言われ続けてました。
でも、その時の自分に描けるのは風景だけだったのです。

だからみんなも一番得意な部分で応募すればいいと思います。ただ、それはたくさん描いて自分を見つけた時にそうするべきで、勢いだけで無理にオリジナリティを出そうとしてる人は、それがこっちにも分かっちゃいます。

イラストレーターになるのってすごく簡単。
なんの資格もいらないし。
でも、ずっとイラストレーターで居続けるのはとても大変です。
私はスタートが遅くて、10年の会社員生活の後でセツ・モード・セミナーに入りました。
その時の同級生たちとチョイス入選を目指して頑張り、友人にはチョイスに早くから入選した人もいます。
でもその後、別の道に進んだ人もたくさんいます。

毎年毎年、膨大な数のイラストレーター志望の人たちがデビューし、いろんな媒体に出てきます。
見る側は、新しいものは好きだし、古いものには飽きていきます。
だからあせらず、でもちゃんと努力してアンテナを張り巡らして、自分の絵を見つけてください。
いつからでもなれるし、絵を描くことがいやにならないような生活を送ってください。

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