ワクワクした!花いけと写真のコラボレーション:花蔵2015(上野雄次×中里和人)

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初めて、自分好みの花道家さんにお会いできた!

いま、御茶ノ水ソラシティの
ギャラリー蔵で開催中の
「花蔵2015]
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花道家・アーティストの上野雄次さんがいけたお花と
それを写真にとらえた中里和人さんのコラボレーション。

私はお二人とも存じ上げなかったのですが
友達に誘われて、スライドトークショーへ。

勅使河原宏さんのいけばな作品に触れて、花道を志した上野さん。
はじめて見る彼の作品は、その場を大切にしたもの。

例えば、海岸で。

フォトグラファーの中里さんが風景をフレームのように切り取り
そこを器として
海岸に落ちて乾燥している昆布や
コンクリートの隙間に咲いている花、
あるいは流木を生ける。
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器をさかさまにして
近所のお店の枯れた花々を使って生ける。

ドクダミの花を生ける。
大きくなりすぎたアロエを針金で束ねる。
工事現場のコンクリと針金を器にしてみる。

スライドを見るたびに
そこには想像もしていない世界が広がっていて
ワクワクしっぱなしだった。

アヴァンギャルドに見えて
でも人を突き放していない作品だなーって思った。

中里さんはすごく長いお付き合いらしく
二人の信頼関係と挑戦する姿がこれだけのものを作っているのね。

どこまでを切り取るのか
光と影の塩梅など、偶然と必然の中で
上野さんの花いけに一番合う形を探すのって大変そう。
でも楽しいだろうなあ。

お話の中で出てきた「依り代」。
枯れた植物も立てることで「依り代」となり生きてくる。
依り代って神霊が依り憑く対象物のこと。

あっ、そうか。
だからとても生命力を感じるんだなーととても納得できた。
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(ご本人も生命力あふれる力強い人だ!)

私は、お花の世界には疎いけれど
大好きで一冊だけ持っているお花の写真集がある。

「私の花」
勅使河原蒼風さんの作品を土門拳さんが撮影したもの。
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お花のルールとか全然わからないけれど
かっこよくて大好き!

勅使河原さんの言葉もいっぱい載ってるんだけど
その文章も素敵なものばかりで時々読み返してる。

すべては環境との関係が基本条件となる
そしてわたしの仕事が いつも環境に対して如何にふるまうかが
いのちを湧かす 理由となり 持っているものすべてが
自然に働きだすのである

6月には上野さんと中里さん、
お二人のコラボ写真集も発売されるのでそれも楽しみだし
きっとお気に入りの一冊になりそう。

ギャラリー蔵は、100年ぐらい前の蔵を移築したもの。
新御茶ノ水駅とつながった大きなビルの谷間にひっそりと
でも存在感を持っていてすてきな場所。
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ぜひ行ってみてください。

3/23(月)まで。(火曜日お休み)
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