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Bad Mergentheim のレトロな文字
バイエルン州の Bad Mergentheim に小旅行をしてきました。久しぶりにこの書体見たなー、というのが多かった。

まずは、この大文字 Z と D。グドルン・ツァップ・フォン・ヘッセさんの Ariadne です。大文字のみの書体です。小文字は Diotima のイタリック体。この組み合わせ、相性がいいんですよね。
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そして、コンピューターっぽさとサイケデリックな雰囲気を併せ持ったレトロ感のある Amelia
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そして、泊まったホテルでは館内の案内などが Vivaldi だった。この書体も、1970年から80年くらいまでのレコードジャケットなどによく使われていた気がします。
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# by type_director | 2024-04-07 12:22 | 公共サイン・標識など | Comments(0)
オランダのチョコレート

オランダのこの Tony’s のチョコレート、ドイツのスーパーマーケットで見つけて買い始めてから数年経ちます。斬新な色、大声で叫ぶような文字。

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そしてロゴの「TO」部分にある鎖を引きちぎっているイラストは強制労働反対のシンボル。包み紙の内側には「カカオ農家に安い賃金で強制労働や子供に労働をさせないぞ、他のチョコレート会社も私たちに続いて欲しい」という強いメッセージが書かれ、そしてそのカカオ農家に正当な賃金を支払うための 3.5 ユーロ前後という高めの価格設定。

このブランドがどれだけ続くのか、ドイツでときどきこのチョコレートを食べながら見守っています。メッセージうんぬんを別にしても美味しいんです。私のおすすめはプレッツェル入り。

先週末のイースターの休日に、ドイツと違って休日でもお店が開いているオランダに行って、チョコレート売り場に行ってみました。Tony’s のチョコレートの種類が増えて、売り場面積が広がっていた!

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包み紙の色がギザギザ模様でさらに派手になっているのはドイツではまだ出回っていない種類なので、紫と黄色のフランボワーズ・クッキー、水色とピンクのチョコレートチップを買ってきました。


# by type_director | 2024-04-03 12:13 | Comments(0)
TypeTalks 第54回ゲストは永原康史さん 『日本語のデザイン 文字からみる視覚文化史』刊行記念 「日本語のデザイン あとさき」

書体デザインに関わるいろんなテーマの話を10年以上にわたって続けている TypeTalks(タイプトークス)。これまで、海外からのゲストも含めてたくさんの人に登壇していただいています。

コロナ禍の時期は会場に大勢の人を集めることができない状況が続いていましたが、昨年から活動を活発化させようとしています。54は、電子メディアや展覧会のプロジェクトも手がけメディア横断的に活動するグラフィックデザイナーの永原康史さんをゲストにお招きして、日本語の文字表現の特徴や言語の視覚化についてお話をうかがいます。

2024427夕方の開催です。場所は、東京・青山にある青山ブックセンター。

詳細とお申し込みは こちら

トークスという名前からお分かりのとおり、登壇者の一方的な発表ではなく参加者と登壇者とのやりとりが気軽にできる会を目指しています。質問も大歓迎です。

# by type_director | 2024-03-29 16:30 | お知らせ | Comments(0)
フランクフルト中心部の文字(2)いろんな国の料理屋がある Bockenheim

フランクフルト市はいくつかの地域に分けられています。ホテルは中心部 Westend-Süd にあるのですが、ホテルの周りには食事のできるところがほとんどなく、飲食店の多い Bockenheim 地区まで10分ちょっと歩きます。この地区はいろんな文化圏の飲食店が立ち並んでいるところです。中華料理の隣がタイ料理、という具合に。

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市電の Bockenheim 停留所。奥に見える尖塔の高層ビルは Messeturm。

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その停留所からこのチベット料理までゆっくり歩いて10分くらいかかる間に飲食店がたくさんある。

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飲食店が途切れたあたりにある地下駐車場への入り口の文字が建物の雰囲気に合っている。

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1週間で、イタリア料理、インド料理、アメリカ料理(ハンバーガー)、スペイン料理(タパス)、中華料理、日本料理、チベット料理、ペルシャ料理を食べました。最後のペルシャ料理のレストランには夕方少し早めに行ったのですが、食べ終わって出る頃には店のレジ前から外に30人くらいの行列ができていました。ラマダン(日中の間の断食)の時期だから夕方にお客さんが集中するんだ、と後になってわかりました。


お店の看板に使われている書体はデジタル以前からの有名なものばかりで、金属活字やインスタント・レタリングでもお馴染みの見出し書体が多い。これはペルシャ料理のお店に使われていた Algerian Condensed

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チベット料理店 Lhamo Bistro の看板の欧文書体は Forte
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ドイツの居酒屋で使われていたのは Choc
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カフェでハンバーガーを食べたあと、お店の前にある Bockenheim の塔。
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# by type_director | 2024-03-29 13:04 | 公共サイン・標識など | Comments(0)
フランクフルト中心部の文字

私の住んでいるアパートが上下水道の工事で1週間のあいだ日中は水が一切使えないというので、フランクフルト中心部にあるホテルに泊まって仕事しています。

近くにはフランクフルトのメッセ会場、そしてその奥にあるのが Messeturm。

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「messe frankfurt」の文字は Univers。アドリアン・フルティガーさんの書体です。

ホテルもたくさんあって、これまで見たことのない新しいものもできていました。

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ホテルから歩いて5分ほどのところにある Senckenberg Naturmuseum (ゼンケンベルク博物館)。恐竜の骨格標本がたくさんあることで有名です。

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その博物館の外壁にある文字。19世紀末か20世紀初頭のスタイルと思います。

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Senckenberg Naturmuseum の近くにあるゲーテ大学。遠くに Messeturm の先端が見えます。

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このゲーテの顔はアドリアン・フルティガーさんのデザインです。フルティガーさん本人からも聞いたし、 ここにも書かれています。20年前、私の子供が急性肺炎で緊急入院したのがゲーテ大学病院だったけど、そのときにもこの顔のプリントされたマグカップが病室に置いてありました。


# by type_director | 2024-03-23 14:08 | 公共サイン・標識など | Comments(0)