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大文字で書くこと = 怒鳴ること

アメリカ大統領選挙が始まる前から終わって結果の出た後も、この10日間くらいはドイツでもトランプ大統領のニュースから始まることが続いていました。彼の独特な言動が物議をかもすことが多いからです。

先日ニュースを見ていたら、テロップに「トランプが大文字でツイート(Trump twittert mit Großbuchstaben)」と出ました。大文字で書いただけでニュース? いや、ドイツ語には「特に重要なこととする」を「大文字で書く」という言い回しがありますが、このニュースの見出しは意訳すると「ツイッターで怒鳴り散らしている」ということ。

慌ててそのテロップの出ている画面の写真を撮ろうと思ったけど遅かった。なのでこれは同じニュースチャンネルの別の画面ですが、要するに大文字で書くとこんな感じに見える。

大文字で書くこと = 怒鳴ること_e0175918_05485020.jpg

11月5日にオンラインで開催された Type& 1日目の講演で、ドイツ在住のタイポグラファー麥倉さんも、日本では英文の文章の一部で人名や社名などを全部大文字にすることがあるけれど、欧米ならば組版の素人でもそんな間違いはしない、と言っていました。

さて、待望の日本語版の出た『私の好きなタイプ 話したくなるフォントの話』では、催促のメールを全部大文字で書いて送ってしまったためにとんでもないことになった人の実話が出ています(第二章「大文字の大罪」)。

この本の「はじめに」までは ここ で無料で公開されています。本の詳細と目次をご覧になりたい方は こちら をどうぞ。



by type_director | 2020-11-16 18:28 | 欧文組版のマナー実例 | Comments(0)
Futura についての変な噂話について調べたこと

沖縄のデザイナー宮里文崇さんからの質問がきっかけで、欧文書体 Futura についての変な噂話について調べ、当時連載をしていたデザイン雑誌に記事を書いたのが16年前です。調べてみた結果は、ふつうに使っていいんです、というものでセンセーショナルな要素はないんですが、「ナチスと深い関係がある書体」のような噂は広まりやすかったようです。

質問をしてくれた宮里氏が、その質問をしようと思ってからのいきさつや調査のやりとりを通して考えたことを簡潔にまとめてくれました。どこかで聞いた理論ばかりで頭でっかちになってはいけない、偏らないように実戦とのバランスを、と呼びかけてくれています。

その変な噂を聞いたことがなくとも、欧文書体の選び方の手っ取り早いルールみたいなものをどこかに求めることがあるかもしれません。そんなときのために、ぜひ読んでいただきたいです。

2004年当時の宮里氏の質問の内容や私からの回答、また立野竜一氏が別の角度から検証した記事もリンクされています。こちら からどうぞ。






by type_director | 2020-11-01 09:20 | 書体が特定の国の雰囲気? | Comments(0)