
見本が今ドイツの自宅に届いた。サイラス・ハイスミス著『欧文タイポグラフィの基本』です。
これを最初に英語版で見たとき、すぐに「日本語版出さなきゃ」って思った。
翻訳も組版も、経験豊富で細かい意図をちゃんとくみ取ってくれる田代眞理さんとコントヨコさんにお願いして、私は監修役にまわりました。
原書で私が感じた「びっくりするほどわかりやすい、難しいことは書かれていない、それなのに内容はちゃんとしている」という点を引き出せたと思っています。人は欧文で組まれた文章を読むときにどうやって目を動かしていて、良くない組版にあたった時に何を感じているか、ちゃんと説明があります。そしてどうやったら良くなるかについても。
著者のサイラスがもうじき日本で講演ツアーです。モリサワ主催の講演は、
1月21日の東京での講演 と
1月24日の大阪での講演 の二回。
そしてTypeTalksでもしゃべってくれます。1月22日水曜19:00から、東京の青山ブックセンターで。まだ空きはあるのかな? もしあったら、詳細とお申し込みは
こちら 。逐次通訳付きですから、いつもどおり質問をどんどん出してください。
サイラスも、日本行きを楽しみにしている様子。何せ大の怪獣好きで、
こんなバッジ まで出してしまった! 最初、本に見えたけどよく見たら違った。
怪獣とタイポグラフィの接点は? そのへん、TypeTalks で語って欲しいな−。内容はモリサワさんの講演とかぶらないようにお願いしてあります。
そういえば、「サイラス」って響きが怪獣っぽい。
あぶない! 怪獣サイラス日本襲来だ!