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カテゴリ:公共サイン・標識・観光案内( 33 )
ドイツ北東部巡りの旅で見かけた文字

夏休みをとって、ドイツ各地を旅行してきました。Covid-19 感染者数の少ない地域、おもにドイツ北東部をまわってきました。各地で印象に残った文字を載せます。

Potsdam(ポツダム)です。

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肉屋さんの看板が、凝ってはいないけれどいい味を出しています。


この写真の奥に見える、塔のある場所が目当てで行ったのです。

こんなふうに、城壁を市電がくぐります。

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門の幅が狭いため、複線の軌道をこのように重ね合わせています。鉄道好きの長男の受け売りですが、これをガントレットと呼ぶそうで、これが珍しいのです。

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Stralsund(シュトラールズンド)です。

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道路名の表示版が、わりと太細の抑揚のついたセリフ体です。

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そして Halle(ハレ)の町では…

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道路名の表示版が、太細の抑揚の極端についたドイツ文字 Fette Fraktur です。昔のドイツ文字の、読みにくい文字の代表格 A と G と S が集まってしまいました。

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Gustav-Anlauf-Straße」と書いてあります。


マスク着用の義務だとか店に入れる人数の制限とかはありましたが、これまであたりまえだったこんな町歩きができることが、とても有り難く感じられた休暇でした。






by type_director | 2020-07-26 22:13 | 公共サイン・標識・観光案内 | Comments(0)
ドイツ語の I と J
コロナウイルスの感染拡大があり、ドイツでは外出規制もされていたことから、3月からずっと旅行らしいことは控えていました。

買い物も、必要最小限の生活必需品をささっと買って帰るだけでした。6月中旬から外出規制も緩くなってしばらく様子を見ていましたが、きのう、 Mannheim(マンハイム)に出かけて数ヶ月ぶりに街やお店をゆっくり時間をかけて見て回ってきました。

このブログ記事も最近ずっと印刷物の写真が続いたので、ここらで外の風景でも。

これは街の中心部にある給水塔の周りの広場と、その広場の反対側に伸びる、ブランドの店舗が並ぶ目抜き通り。
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ここの道路名のシステムが変わっていて、ドイツの他の街のような「鍛冶屋横丁」とか「ゲーテ通り」という名前の付け方とは違って、アルファベットと数字で表しているのです。なので、道路名表示も簡単です。
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そして気になっていたのが、「I(アイ)」と数字のとが並んだときにどんな見え方になるんだろう、ということでした。

順番に歩いていって、「H」まで来ました。
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「H」の次のブロックは、こうなっていました。
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同じブロックの反対側でも、やっぱりそうでした。
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じゃあこれは「I」が飛ばされて「J」になったのかと思ったら、実はこれは「I」なのです。この街の通りの名前のシステムができた18世紀、ドイツ語はブラックレターの時代で、 I と J との区別がなかったので、これでいいのです。これを「J」と発音すると地元の人に笑われるということが書かれた本の一説が Wikipedia の記事で紹介されています。

活字の時代のブラックレターでは実際に I と J との区別がないものもありますし、近世の活字では I と J との区別をつけたものもありますが、差が微妙だったりします。
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これでEFGHIJです。


by type_director | 2020-07-05 12:37 | 公共サイン・標識・観光案内 | Comments(2)
古い町並みの文字と看板(2)Herzogenaurach
バイエルン州の Herzogenaurachの町には、真ん中の通りに高い塔が2つあります。
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一方の塔には、こんな時計がついています。風の強い日でした。町では文化祭的なお祭りをやっていたので人の通りも多かったです。ロックバンドのライブ演奏の音が始終響いていました。
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もう一つの塔の下の方には、丁寧で細かい細工の Herzogenaurachの紋章が道の方に突き出ている。人の大きさと比較してもらうとわかりますが、ぶら下がっている紋章と周りの唐草の高さは1メートルくらいあるんじゃないか。
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近寄って、逆側にまわって紋章を正面から見た。
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鉄製のこういうのを「看板」と言えるのかどうかちょっとわかりませんが、この町のこういう看板は、どれもすごく凝っています。ドイツの他の町で、ここまで細かいのはお目にかかったことがない気がする。作る人が違うから当たり前なんだろうけど、1つ前の記事の Bacharach の Post-Hof とは全然違う。

これは肉屋さん。
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薬局。その名も「太陽薬局」。
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このホテル、日本風に言うと「王冠亭」。なので、壁から通り側に伸びた看板にも王冠が。
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レストラン「金牛亭」。
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この通りの途中に観光案内所があり、この町の看板がすごい理由を尋ねたら、町の真ん中に鍛冶屋さんが2件あるんだと教えてもらい、納得しました。

そのうちの一件の鍛冶屋さんの門の上の飾り。この細かさが、ここまで見てきた看板と近い。
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この目抜き通りを外れると、ふつうのドイツの町並みになりますが、この右の建物のように帽子をかぶったような形になっている家もこの地方の独特の様式のような気がします。ヘッセン州ではこんな形の建物を見たことがない。
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ちなみに、この町のはずれにはスポーツ用品のアディダスとプーマの社屋とアウトレットがあって、風景も旧市街とは対照的です。これはアディダスの社屋とアウトレット。
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アディダス・アウトレットの駐車場はこんなだった。
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by type_director | 2019-10-01 04:02 | 公共サイン・標識・観光案内 | Comments(0)
古い町並みの文字と看板(1)Bacharach
ライン河沿いの古い町 Bacharach を歩いてみました。

小高いところから町を見下ろす。少しだけ川と白い遊覧船が見えます。
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町並みはこんなふうで、奥の丘の斜面は葡萄畑になっています。

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壁に「1571」と書かれている。
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別の建物、旧郵便局の木製の扉が立派でした。
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その木製の扉の右の壁の下の方、大人のすねくらいの位置にあるのがこの鉄の扉、「Briefe(封書)」と書いてあります。そうすると、これは封書の投入れ口なのか。
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上を見ると立派な鉄製の看板が吊り下げられています。
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ブラックレターで「Post Hof」と書いてある。ストロークを立体的に組み合わせた処理が見事です。
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by type_director | 2019-10-01 00:34 | 公共サイン・標識・観光案内 | Comments(0)
オランダのマーストリヒト駅の文字
オランダのマーストリヒト駅。
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駅舎の中で建物と一体になっている文字が良いです。これは事務所と書いてある。オランダ語はドイツ語に近い単語が多いので、だいたいわかる気がします。
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出口。
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入り口。
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by type_director | 2019-08-11 19:57 | 公共サイン・標識・観光案内 | Comments(0)
ヨーロッパ各地で見たピクトグラムや標識
5月から6月いっぱいまで、出張や休暇でいろんなところに行ってました。ピクトグラム関係を中心に撮っていました。同じヨーロッパでも、地域によって違うのが面白かったのです。

これはドイツのベルリン。
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荷物の運搬車の駐車スペース。周りのカオスな感じもいいぞ。
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オランダのマーストリヒト。
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荷物の運搬車の駐車スペース。
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これは究極の簡略化で、オートバイの車輪しか描かないという手法。
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ベルギーのマースメヒェレン。ここのオートバイはオランダのとは違って、描写が細かい。フロントフェンダーの上にナンバープレートらしきものがあったりして、今時見ないオートバイの形です。
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ドイツのダルムシュタット付近。ひとりの人型のすぐ先に、二人の子供の形のサイン。子供の方が新しいように見えました。
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集合場所。おもに緊急の際の避難場所と思われます。
オランダ2つ。
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これはベルギー。
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by type_director | 2019-07-08 04:24 | 公共サイン・標識・観光案内 | Comments(0)
富山での講演
約4週間の日本出張からドイツにもどりました。今回もあちこち旅をしてきました。

初めて行った富山では、富山芸術大学で文字をテーマに講演してきました。

11月15日の講演当日、余裕を持って早めに新高岡駅に到着。降り立ったときに、駅名標で使われているこの欧文が Neue Frutiger だということに気づいて、講演のときの材料にと思って写真を撮りました。
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「みなさんは私のことをご存じないかもしれないけど、北陸新幹線などで私の仕事はご覧になっているかもしれません」という話ができました。

講演の前に見学させてもらった、能作(のうさく)という鋳物工場。ガイド付きの工場見学にも申し込んで工場内部を一回り。鋳物の工場とワークショップ会場とショップが一体になったような面白い建物でした。
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このサインシステムは第51回の日本サインデザイン大賞に選ばれています。




by type_director | 2018-11-25 16:38 | 公共サイン・標識・観光案内 | Comments(0)
サインズシュウさんの看板書き実演!
このブログでもときどき紹介してきた大阪の看板屋さんおふたりのうち、サインズシュウさんがきょう多摩美でライブで文字書きをするということなので、Type& イベント翌日朝早くから行って元気をいただいてきました。

きのう11月3日までは晴天続きだった東京ですが、多摩美に到着した10時前ころからパラパラと雨が。まず私は、「ゲシュタルト崩壊」Tシャツを一番でゲットしました!
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雨があたると水性の塗料が流れてしまうため、ときどき作業を中断して建物の下に入れる、雨が止んだら通る人がよく見えるように前に出すなどしました。
立ち止まる人も最初はまばらだったのですが…
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文字が増えて行くにつれてその文字の引力が人の足を立ち止まらせます。子供たちも食い入るように見てくれてました。私は頼まれもしないのに調子こいて呼び込みみたいなことやって、余計だったかもしれません。シュウさんの文字のチカラだけで、みなさん立ち止まってくれてました。
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シュウさんの twitter にもうたくさん動画上がってるー。






by type_director | 2018-11-04 21:18 | 公共サイン・標識・観光案内 | Comments(0)
廃線跡の立ち入り禁止看板
長男の周平が Google Maps を眺めていて、普通の線路から不自然に分岐している、いまは使われていない線路らしいものを発見した。

だいぶ前に見た資料に、第二次大戦中に武器庫につながる線があった場所だと書いてあった、ということで行って見た森の中。途中まで車で行った。かろうじて車は通れるけど、かなり森の奥。

フェンスの中に鉄条網が張られていてかなり危ない感じが。
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鉄条網の形が日本で見慣れたのと違う。

線路、ありました。
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この「立ち入り禁止」サインの絵柄、なんかつい最近見たような。
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私が尊敬して止まない看板屋さん二人のうちのひとりサインズシュウさんの Twitter 記事、10月1日の「危い」の看板と構図がおんなじだ。

(ちなみに、このサインズシュウさんの Twitter のタイトル部分、看板屋さんたちの後ろで明るいグレーのセーター着てマイクを持って解説しているのは私です。台湾の誠品書店でのイベントの一コマです。)







by type_director | 2018-10-09 21:50 | 公共サイン・標識・観光案内 | Comments(0)
また城下町 Runkel の文字
9月中旬から日本に出張に行っていて、きのう夕方にドイツに戻りました。昨年10月に記事を書いた Runkel という城下町に、また行ってきました。

これはお城の正門。日本は台風のニュースが大きく取り上げられていますが、ドイツは快晴の日曜で、秋の日差しがまぶしかった。
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昨年10月の記事、「Runkel の文字(1)」と「Runkel の文字(2)」は城とその周りの文字でしたが、そのときには歩きまわらなかったほうの建物に面白いサンセリフ体があります。線路脇のこの建物。
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壁に「ALTDEUTSCHE BIER- U. WEINSTUBE」(古のドイツのビールとワイン酒場)と書かれていて、文字はかまぼこ状に盛り上がっています。
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Cが良い味出しているだけでなく、スペーシングにもなかなか苦心している気がします。Sが少し右に傾いているのは、少しでもT−S間を埋めたかったからじゃないか、と考えてしまいます。Sが左に傾くのは倒れそうに見えて違和感があるけど、右に傾くのは気にならないんです。






by type_director | 2018-09-30 18:39 | 公共サイン・標識・観光案内 | Comments(2)