6月26日27日と、マインツ市で開かれていた Johannisnacht (ヨハネスの夜)に行ってきました。ドイツに住み始めて20年以上経っているのにその祭に行ったことがありませんでしたが、コロナ禍で2020年と21年の祭りがなくなり、今年ようやく開催されるというニュースを見て思い立ったのです。
今月初めに発売されたこの9ユーロチケット(6月から8月までの3ヶ月間限定で、特急列車ICEと一等車を除いてドイツ全土ひと月9ユーロでどこまでも行ける)を購入していたので、それを使って遠出したかったのもあります。
Johannisnachtのポスターが、ライン川沿いのホテルのそばの広告塔に貼られています。
実際に行ってみると、印刷や活字とは関係のなさそうなライブ演奏、遊園地、食べ物飲み物の屋台など。つまりとにかく祭りだ騒ごう!ということらしい。それはそれで面白かった。
マインツの大聖堂の前にも特設ライブステージ。
グーテンベルク博物館の前にあるグーテンベルクの頭像も、この21世紀の人たちのお祭り騒ぎを温かく見守ってくれている気がします。
会場はお祭り騒ぎでも、一歩裏通りに入るとひっそりしています。
6月30日追記:Johannis はグーテンベルクのヨハネスでなくヨルダン川でイエスに洗礼を授けた洗礼者ヨハネであるとブログの読者の方から教わりました。お祭りの会場ではそんな宗教色もなかったので全く気づいていませんでした…。一方、こちらの Historic Highlights of Germany には、「マインツが生んだ偉人、ヨハネス・グーテンベルクに敬意を表する祝祭」とあるので両方いっしょのお祭りなのかな?
この祭りのハイライトの一つ「Gautschen(ガウチェン)」については、前に このブログ記事 で書いてました。今回は日が合わなくて私は見られませんでした。