この数日間のうちに、日本から寄贈していただいた2冊の本が立て続けに届きました。
児山啓一さんからの『世界ピクト図鑑 サインデザイナーが集めた世界のピクトグラム』（ビー・エヌ・エヌ）は、著者の児山さんのお人柄の滲み出ているような、温かいユーモアのあるピクト図鑑。
私もアマゾンに この推薦文 を書かせていただいた通り、これをパラパラめくっているだけで（サインを見ているだけなのに）世界旅行している気分になってしまうのが不思議です。案外、旅行している間は、自分がいまどこにいるのか、行く方向を間違っていないかをつねに気にしていて、観光の名所を観るときと同じくらいの真剣さでサインを見ているのかもしれません。だからサインの写真を集めるだけですっと旅行者になれるのかも。
小泉均さんと akira1975 さんの『タイポグラフィ・ハンドブック』第２版（研究社）は、akira1975 さんという強力な共著者を得て初版から大きく変わったところもいくつかあって、私も知らなかったような最近の世界のタイポグラフィ界のことなども付け加えられています。私もちゃんとこの本で勉強し直さなきゃ！と思いました。
この本の前書きの部分には、「ひとりで学べる学校のような教科書でありたいと願っています」と書いてあります。まさにその通りで、初心者の方には正しい一歩を踏み出すための本として、すでにいろいろ知っている人にも、その情報をを確認し直す本としておすすめです。
コロナのせいなのかどうなのかわかりませんが、いまドイツでは郵便事情がとても複雑になっているようで、ここ2週間くらいの間に、日本から購入した本がいちど送り返されたり、また別の本が税関に留め置かれていると通知が来て税関に行って本の内容を説明しなくてはいけなかったりというのを経験しています。
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at 2021-08-24 23:24
