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ロックダウンの風景

ここドイツでもコロナ第二波の広がりへの懸念から、来年1月まで二回目のロックダウンが続くことが決まっています。

こないだの金曜日夕方、買い物のついでに街の目抜き通りはどうなっているだろうとのぞいてみました。

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食料品店や薬局などを除く店舗はみんな閉めることになっているので、私の住んでいる街の中心部でも人がいません。金曜日午後4時過ぎでこんな様子です。

この化粧品店の入り口にはテープで X がされていました。

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目抜き通りの中心部、噴水の広場にはイルミネーションがありましたが、それも人通りがないと寂しい感じです。毎年開かれるクリスマス市も、今年はありません。

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お城の横の広場も、去年の12月21日の土曜日午後5時ははこんなふうに市が出ていて賑わっていたのですが…

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今年はこうです。12月18日金曜日、ほぼ同じ時間。

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クリスマスの時期、いつもなら看板には「クリスマス」の言葉が入るところですが、その代わりに書かれている言葉は「きみなしではダメなんだ!」という意味。協力を呼びかけてマスクの着用を徹底させる目的のようです。

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「皆さん」でなく「きみ」「おまえ」というような単語を選んでいます。お役所的な通達でなく、ひとりひとりに届くようにインフォーマルな言葉で語りかけるという狙いなのでしょう。フォントもインフォーマルなデザインで、筆で書いたような雰囲気の Brushzilla を使っています。このフォントの名前のもとは、たぶん brush(筆)+ zilla(「ゴジラ」の「ジラ」)。大文字だけでオルタネート文字の多いフォントですが、下の方にある「MASKENPFLICHT」(マスク着用義務)という単語では、大文字アイに点のついたほうを使っています。





by type_director | 2020-12-20 10:34 | Comments(0)