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ö はドイツ語だけじゃない

ちょっと調べたいことがあって、W. A. Dwiggins の本『Layout in Advertising』をぱらぱらめくっていました。1928年の本です。

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そうしたら、本文中に、「coördinating」という単語が出てきて、ハッとしました。

イギリスでタイポグラフィの勉強をしていたときに、ある本に書いてあったのを覚えていたのですが、そこでは母音が二つ繋がる時に「co-operation」または「coöperation」とする例が載っていたのです。「coop」部分を「コウ・オプ」と発音してもらうようにはっきりさせるための表記で、これをしないと「クープ」と読まれる恐れがあるということか、と納得しました。この写真の場合は、「コウ・オーディネイティング」になるわけです。

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現在は「coordinating」「cooperation」が一般的で、「ö」を使った表記は1800年代も今もごく稀です。Google Books の Ngram Viewer では、Google Books のアーカイブの中で出現する単語の使用頻度の年毎の推移を見ることができるので、それで調べました。

「coöperation, co-operation, cooperation」などとコンマで区切って入力すればいくつかの単語を同時に見られるところが便利。

「naive, naïve」を調べてみたら、2000年代に入って少し「naïve」が上がってきたこともわかりました。



by type_director | 2020-02-27 17:04 | Comments(1)
Commented by type_director at 2020-03-12 01:34
> 李英二さん
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