エキサイトイズム エキサイト(シンプル版) | エキサイトイズム | サイトマップ
Neue Frutiger World が Good Design 賞のベスト100・ロングライフ賞を受賞しました

本日、東京の六本木で開かれた授賞式に行ってきました。賞状とトロフィーです。

e0175918_21423124.jpg

エントリーのときに提出した解説の文章から抜粋して、この書体ファミリーの解説とします。

* * *

Neue Frutiger (ノイエ・フルティガー)は、1970年代から30年以上の間、世界各地の空港や駅などで使用されてきた、読みやすさに特化した欧文書体Frutiger のアップデート版です。私とフルティガーさんが共同で開発した書体の1つで、2008年から2009年にかけて制作しました。

フルティガーさんは残念ながら2015年に亡くなられましたが、彼の残したこの書体のコンセプトを基盤にして、ラテンアルファベットの枠を超え、さらに発展してさまざまな言語で展開されているのが、今回受賞の対象になったNeue Frutiger World のシリーズです。もともとラテン・アルファベットの書体として開発されたNeue Frutiger ですが、自然な読みやすさを追求するというコンセプトのもと、東ヨーロッパの言語、日本語・韓国語・中国語にも対応が進みました。いずれも、現地でその言語に親しんでいるデザイナー達との共同作業の結果です。

アドリアン・フルティガーさんの思想、つまり、「文字は情報を伝えるための道具であり、その道具の形が不自然ではいけない、読む人の気持ちを最優先に」という考えを世界中のデザイナーが受け継いでいく。Neue Frutiger World は、そういう意味を持ったプロジェクトでもあるのです。

* * *

そして、いまから10年前に始めた当ブログでも、アドリアン・フルティガーさんとベルンでこの Neue Frutigerの制作をしている時期に書いた記事があります。私がその時に考えたこと、見た風景、Neue Frutiger Condensed の特徴についての解説が収められているので、リンクします。

世界的な書体デザイナーって(3回シリーズ・1)

世界的な書体デザイナーって(3回シリーズ・2)

世界的な書体デザイナーって(3回シリーズ・3)

フルティガーさんと共同作業

フルティガーさん 形を見る眼

Neue Frutiger Condensed 発売






by type_director | 2019-10-31 21:42 | お知らせ | Comments(0)