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単語の区切りかた

ドイツのデザイン雑誌『novum』がちょっと前に届きました。「Typography Special」号で、私のインタビュー記事も載っています。

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英語でもドイツ語でもフランス語でも、文章を組むときに、単語の途中で改行する必要が出てくることがあります。そのときにどこで切っていいのか決まりがあって、たとえば「typography」という英単語ならば「ty·pog·ra·phy」の点のある3箇所のうちどこかで切って良いことになります。つまりここでは、表紙だからかハイフンは省略されていますが、改行はちゃんと英語のルールに従っているわけです。

改行して良い位置は、かりに似たような単語でも言語によって若干違うことがあります。ドイツ語のオンライン辞書では「Typografie」は「Ty·po·gra·fie」なのでちょっと違います。その言語の辞書を引いてみることをおすすめします。


(この記事では、英語はオンライン辞書 www.merriam-webster.comを、ドイツ語は www.duden.deを参考にしています。)


by type_director | 2019-03-24 18:13 | 欧文組版のマナー実例 | Comments(0)