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フランクフルト・ブックメッセ
きょう、ブックメッセに行ってきました。
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クッキング本では、あいかわらずユルめのスクリプト体が人気。
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会場が広くて、本がとにかくたくさんあって、朝9時から夕方5時までいてもあっという間でした。

今回のテーマの一つがジョージア(国)で、特別に設けられたコーナーにジョージアの本などがたくさん展示してあります。これは豆本の展示。
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そのブースで、 Monotype も協賛して Neue Frutiger World の一部 Neue Frutiger Georgian 書体デザインの展示をしているんです。
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ジョージア文字のデザイナー Akaki Razmadze さんのデザイン。Neue Frutiger ラテンアルファベットを担当したのが私なので、このジョージア文字のディレクションも私ですが、もちろん最初に Akaki さんからジョージア文字の基本的なことを教わりました。その時に書いた記事が これ です。

ジョージア文字にスポットライトを当てた Neue Frutiger World のフライヤーもおいてありました。

会場では「世界の美しい本」展と「ドイツの美しい本」展も開かれていて、おもにそこで片っ端から本を見てきました。なかでとても気に入ったのが、子供向けの本部門で展示されていたこの本。
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『Ich so du so』というタイトルは文字通り訳せば「私はこう、あなたはそう」で、つまり十人十色ということを絵本にしたもの。表紙の真ん中、舌の部分に書かれたサブタイトルが「だれもがみんな超普通」。

「いわゆる『普通』ってなに?」とイラストと文章で子供に問いかける内容です。中を見ると、見開きの左ページに、お絵かきに夢中の女の子が二人のイラスト。金髪で肌の色の白いの女の子が、自分の書いている絵に集中しながらも、隣の女の子に「ねー、肌色貸してー」といって手を出しています。隣の、黒髪で褐色の肌の子も夢中で自分の絵に向かいながら「はーい」と褐色を差し出す、という場面です。

そのイラストの隣のページには、20本くらいの色鉛筆、どれもいろんな種類の「肌色」。その見せ方のうまさに感心してしまいました。

他のページでは、身体つきや得意なことの違いなど、いろんな人がいるね、というのを上から目線でなく子供たちの体験談で語ってもらって、軽めでわかりやすいイラストを添えています。

この話をうちの息子たちにしたら、ドイツの学校で一般的に使う色鉛筆や絵具でもたぶんまだ「肌色(Hautfarbe)」という呼び名が残っているんじゃないか、ということでした。そしてその色は薄いピンクと薄いオレンジの中間くらいです。
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展示コーナーには、本の隣にこんな名刺大くらいのカードがたくさん置いてあり、気になった本の情報を持ち帰ることができるのも親切です。

他にも、2枚目の写真の右にある Duden のブースでは、ジェンダーやモラルについての教本的なものが大々的に展開されていました。Duden って辞書だけじゃないんだ! いろいろ不勉強だったのを少しアップデートできた一日でした。






by type_director | 2018-10-11 19:23 | Comments(0)