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伝統とモダン
ちょっと冬休みをとってドイツでのんびりしています。ぶらぶらと街を歩いて、自然食品のお店のカフェに入って一休み。

黒板にきれいに書かれたメニューです。
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たしかにきれいではあるけれど、いまこれだと、ちょっと硬めの感じもします。

こないだ日本で「いま流行のフォントは」という質問をいただいて、見出しでテクスチャーの面白さで見せるならと前置きした上で紹介したのがこれ、Thirsty Rough Script です。だいぶ前から使われているので、とっくに知っているという人も多いはず。それで組んだ本の表紙も発見。
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「Bake」部分です。ファミリーのなかのバラエティが豊富でボソボソ感も3種類から選べるし、影もつけられる。ちなみにその下の「& THE CITY」部分は Trend Rough Sans One に見えます。ラフなテクスチャーでそろえたんでしょうか。

これは、老舗の高級デリカテッセンのお店が始めたケータリングサービスのカタログ。真ん中の、細長いサンセリフ体に見えるのは、正確に言うとサンセリフっぽい手書き風書体 Borden Light 。
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左上の、緑色の丸に書かれている言葉は「伝統とモダンとの出会い」。「伝統」の部分を Snell Roundhand Script、「モダン」の部分を Borden Light で組んでいます。堅苦しくない、ちょっと崩した感じがモダンだということですね。

本屋に立ち寄ったときに、手書きレタリングの本が何種類も出ていることに気がつきました。けっこう売れているらしい。ぱっと見ただけでもこのコーナーで平積みになっていたのは8種類くらいあった。
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ネットで「Hand Lettering」で検索すると、ドイツ語だけでも軽く20冊くらいはこの手のレタリング本が出てきます。しかも著者は(名前から判断して)ほとんどが女性。

気になったので一冊買ってみました。この写真に写っているのが著者のタニヤさんらしい。
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「カリグラフィ」という言葉も出てくるけど、やはりトップに来るキーワードは「Hand Lettering」というところを見ると、ドイツではレタリング流行ってきてますね。

この本の中では「クラシックなアルファベット」と「モダンなアルファベット」の比較の見開きのページがあって、「クラシック」な方は薄いピンクのガイドラインが引いてあってその中にきちんと収まった書体、いっぽう「モダン」はガイドライン無しで並び線も揃えず書いてあって、説明も「パーフェクトでないところが魅力」とあった。

「モダン」という言葉の意味はその時代で変わる。だからモダンなわけですね。








by type_director | 2017-12-28 15:10 | Comments(0)